From:高名一成
昨日は京都の川嶋総合会計さんで商売繁盛の会でした。
このブログを読んでいる人は商売繁盛の会をある程度ご存知かと思いますが、この会は税理士事務所が主催する全6回で売上アップのやり方を学ぶ勉強会です。
顧問先に参加してもらったり、新規顧問先の見込み客に参加してもらい関係性を作ったり、他の事務所との差別化要因を知ってもらうために開催しています。
実はこの会が絶好調で、開催すると必ず参加者の中で売上が増えたという人が出ています。
しかも、会の終了後には参加者から主催税理士事務所にコンサルの依頼がきたり、新規顧問先が増えたりという状況も生まれています。
昨日はその商売繁盛の会5回目の講義。
講義のテーマは「新規客の増やし方」です。
僕たちはいつもリピートを増やす、客単価を増やして売上を増やすことが大切だと、このブログでお伝えしているので、いつも読んでいる人には「あれ?」と思う様なテーマかもしれません。
でも、新規客を増やすことも大切です。なぜなら、ビジネスを安定的に成長させ続けるためには新規客を増やさなければいけないからです、、、
2つの仕組み持ってる?
ビジネスを成長させるには、次の2つの仕組みが必要です。
それは、
「集客」と「利益」
です。
集客は文字どおりお客さんを集める仕組みで、ここで定義するのは「効率よくたくさん集客できる仕組み」ということです。
そして、どれだけ新規客が増やせるか?ということを目標として設定することが大切です。売上は関係ありません。
利益に関してはとても単純で、一顧客からの利益を最大化させる仕組みのことです。
ビジネスの成長にはこの2つの仕組みが必要でこれをきちんとしている会社はどんどん成長していきます。
一方でこの仕組が無かったり、どちらかに偏っていると様々な問題が会社に起こります。
集客だけに偏ってしまっている会社は、利益を大きく増やせません。なので、もっとたくさん集客してして利益を少しずつ増やすしか方法がありません。
ですが、顧客数が増えれば、仕事量が膨大に増えます。そうなると、忙しいという状態が慢性化してしまい、労働時間が長くなり離職率も大幅に増えてしまいます。
一方で利益に偏ってしまうと、新規客は増えません。なので、できることは既存客に商品を売ることのみです。
当然ですが、これには限界があります。全ての既存客にアプローチしたらそれで終わりになってしまいますからね。
ですから、この2つの仕組みを両方持つことが必要なのです。
ちなみに、最終的な目的は利益を増やすことにあるので、本来は「利益」の仕組みから作る必要があります。なぜなら、その仕組があるからこそ、新規客を増やす価値があるからです。
あなたの事務所ではこの2つの仕組みのバランスはいかがでしょうか?
顧問先ではいかがでしょうか?
ぜひこんなことを考えてから、足りない仕組みを作ってみてください。
ー高名一成