経営戦略

60:40のビジネスモデル

From:高名一成

 

60:40。

 

これは、今の日本の働き手と働いていない層の割合です。

 

60が働き手の中心となる15~64歳の生産人口の割合で、40がそうではない層の割合です。(65歳以上を働いていない層としてカウントしているので、実際は若干の前後があるはずです)

 

生産人口に関しては、2017年から2018年の1年間で約51万人減り、1950年以降最低の人口となったそうです。

 

つまり、60%の労働力で全人口を養っていかないといけないということになります。

 

でも、この割合は今後加速していきます。

 

10年後には生産人口が今より約700万人減少する予測がたっていて、より少ない労働力で全人口を養っていかなければいけません。

 

そのまた10年後、つまり今から20年後は今より約1,700万人減少する予測です。

 

その時に企業はどうなっているでしょうか?

 

おそらく企業数が大幅に減少すると思います。

 

働き手が少なくなるので、人手不足で倒産するということも十分に考えられます。

 

1社倒産すると、その影響力はとても甚大。

 

その会社と取引をしている会社は客数が減少し売上が減るので、業績悪化に繋がります。

 

これが何社も起こってくると、たちまち経営が成り立たなくなってしまいます。

 

そうなってくると、もっと売上を増やさなければいけないと営業に力を入れるようになるでしょう。

 

そこで起こるのが今より熾烈な価格競争です。

 

なぜなら、ほとんどの人は売上アップ=集客だと思っているからです。

 

集客をうまくやるには、価格を安くしなければいけません。

 

安くすることが一番うまくいく秘訣だからです。

 

すると、今度は売上じゃなくオペレーションの問題が出てきます。

 

顧客獲得に成功しても、その仕事をさばくことができないからです。

 

そう思って人を採用しようとしても、生産人口が減っている今、人材採用の難易度は今より比べものにならないほど難しくなっているでしょう。

 

これは何を意味するかというと、客数を増やして会社を成長させるビジネスモデルの限界を意味します。

 

生産人口が10年毎に約1,000万人ずつ減っています。

 

外部環境にこれだけ大きな変化があれば、今までのやり方でうまくいかなくなるのは当然の話しです。

 

もう、ビジネスモデルを変えた方がいいという状態ではなく、ビジネスモデルを変えなくければいけない状態になってきているのです。

 

まだ先の話しだからではなく、今すぐ着手しましょう。

 

なぜなら、ビジネスモデルの変更はすぐにできることではありません。

 

何年かきちんと準備をしなければ、軌道にのらないからです。

 

まだ、いいやと思っているうちに、手遅れになってしまうかもしれません。

 

さぁ、今すぐ動き出しましょう!

 

ー高名一成

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