From:高名一成
ある調査によると、現在企業のテレワークの実施率は30%ほどとのこと。
僕はこのデータを見てまだこんなに広がっていないのかと思ってビックリしました。
というのも、僕が最近連絡をとった人はほとんどテレワークをやっていたからです。
だからかなり普及してきたのかなと思っていましたが、まだ全然ですね。
理由を調べてみると、まだまだ旧態依然の企業文化や、対面じゃないと伝わらない、ウチには無理といったマインドセットから抜け出せないからといった感じでした。
やらなきゃいけない状況下なので、もっとポジティブに行動ファーストで考えてほしいなと個人的には思います。
もちろんテレワークが出来ない職業があることは分かっていますが、大抵の職業でテレワークは可能です。
テレワークに限ったことではありませんが、新しいことを学んだり、やり始める時は、
「これはウチで使えるかどうか」
と考えてはいけません。
これは、イケてない人の思考回路です。
成功する人、イケてる人は「これはウチで使えるかどうか」という風に考えません。
彼らは必ず、
「どうやったらこれをウチで使えるようになるか」
と考えます。
うまく使えるやり方を熟慮し、導き出したアイディアを行動にうつします。
はじめは失敗します。はじめからうまくいくことはなかなか無いですからね。
そして失敗を反省し、原因を見つけ、それを解決しレベルアップしていきます。
成長とはこのプロセスの繰り返しです。
でも、はじめに「使えるかどうか」と考えてしまったら、この最初のステップを踏み出すことができません。
最初のステップがなければ成長はありません。
たまたまうまくいくこともあるでしょうが、それは偶然としか言えません。
ビジネスで大切なのは偶然を当てることではありません。再現性を追求することです。
再現性があるからノウハウになり、それを人に伝えることができます。それで組織を強くしてもいいですし、販売することでビジネスにしたっていいわけです。
「使えるかどうか」というイケてない思考はこういったチャンスすら潰してしまいます。
もちろん、熟慮した末に使えない、必要ないということになることもあるでしょうが、大切なのははじめに「どうやったら」というHowの思考で考えることです。
基本的に人は新しいことに対してネガティブや感情を持ってしまいます。
その時にまず「どうやったら」と考え熟慮してください。
ウィズコロナ、アフターコロナは熟慮するべきことがたくさんあるので、これは今意識するべき大切な思考法です。
ー高名一成