次世代型税理士の仕事術

名将ノムさんから学ぶ、コンサルで結果を出す税理士の秘訣

From:高名一成

 

「地位が人をつくり、環境が人を育てる」

 

野球の名将、ノムさんこと野村克也監督の言葉です。

 

現役時代は捕手として活躍して、監督としてもヤクルトや楽天でたくさんの選手を育て上げた方です。

 

とくに、パッとしなかった選手を主力に生まれ変わらせる手腕は見事で、野村再生工場と呼ばれていました。

 

ノムさんは、こんな言い方もしています。

 

「四番に据えると、四番らしくなっていく」

 

最初は荷が重そうにしていた選手でも、四番を任され続けるうちに、風格や自信がにじみ出てくるということだそうです。

 

この言葉は「地位が人を作る」というコトワザを引用したんじゃないかなと思います。

 

準備が完璧に整った人がその立場に就くのではなくて、先にその立場に就くから、あとからその器になっていく…

 

この地位が人を作るというコトワザの意味は、税理士が自分の看板を掲げるときにも、そのまま当てはまると思っています。

 

「できてから掲げる」の順番が逆になっている

 

税理士の先生と話をしていると、こんな声をよく聞きます。

 

「もっと実績ができてから、専門を名乗ろうと思っています」

 

「まだそこまで自信がないので、できるようになってからにします」

 

そう思う気持ちは、すごくよく分かります。

 

たとえば、ウチにはこれから売上アップの支援をやっていきたい、という先生がいます。

 

やる気は、十分にあります。

 

ところが、ホームページを見ても、名刺を見ても、そのことは書かれていません。

 

顧問先との面談でも、自分からその話を切り出すことが無い、という人も少なくありません。

 

僕はそれを聞くたびに「もったいない…」「やるって決めたんだから言えばいいのに」と思ってしまいます。

 

きっと「まだ実績もないのに、売上アップやってます、なんて言えません。不安です。」そういう気持ちなんだと思います。

 

ここで冒頭の言葉です。

 

四番に座るから、四番らしくなっていきます。

 

先に立場が決まるから、人はそれにふさわしくなっていきます。

 

看板を掲げるのも、本当は同じ順番なんじゃないでしょうか。

 

先に決めて、やりながらできるようになっていきます。

 

実績や力は、あとからついてきます。

 

言わないから、いつまでも実績ができない

 

さっきの先生の話には、続きがあります。

 

売上アップをやりたいのに、そのことをどこにも掲げていません。

 

すると、何が起きるでしょうか。

 

自分から言わないので、顧問先の社長も、まわりの人も、その先生が売上アップをやっているなんて気づきようがありません。

 

気づかれないから、ほかの先生と同じに見えて差別化にもなりません。

 

同じに見えるから、売上アップの相談が舞い込むこともありません。

 

相談が来ないと、経験を積む場がないので腕も上がっていきません。

 

腕が上がらないから、いつまで経っても「実績」ができないままです。

 

「実績ができてから名乗ろう」と思っているのに、名乗らないせいで、その実績がいつまでもできないんです。

 

しかも、やっかいなことに「できるようになった」という状態には、はっきりした基準もありません。

 

何件やったら「できた」と言えるのでしょうか?

 

その線引きは、いつまで待っても向こうからやってきません。

 

だから「まだかな、まだかな」と思っているうちに、1年が経ち、3年が経ってしまいます。

 

気づけば、去年と同じ看板のまま何も変わっていません。

 

ノムさんは「環境が人を育てる」とも言いました。

 

先に地位をつくることで、環境が用意できます。

 

環境が用意できれば、自然と実力がつき、掲げた看板通りになっていきます。

 

結果を出している先生は、
先に決めてから動いている

 

実際に成果を出している先生を見ていると、先に決めてそれから動く…つまり「地位が人を作る」を実践しています。

 

「うちは飲食店の資金繰りが専門です」

 

そう先に掲げてから、飲食店の社長と向き合い、資金繰りの相談にのりながら、少しずつ引き出しを増やしていきます。

 

先に掲げてしまうから、その分野の相談が集まってきます。

 

相談が集まるから場数が増えて、場数が増えるから本当にできるようになっていきます。

 

もちろん、最初から完璧ではありません。

 

看板を掲げたあとに、やりながらできるようになっていっています。

 

結果を出している先生は圧倒的にこっちのタイプが多いです。

 

「できてから」ではなく「先に言って後からできるようになる」というのも行動指針の1つとして忘れてはいけません。

 

まずは1つ、先に掲げてみてください

 

今日は地位が人を作る、という話から始めました。

 

先にその立場に就くから、人はあとからその立場にふさわしくなっていきます。

 

看板もまったく同じです。

 

何を看板にするかは、顧問先の社長がこぼしている悩みから1つ選びましょう。

 

「売上を増やしたい」

 

「資金繰りをなんとかしたい」

 

「人のことでいつも困っている」

 

そういう社長の声の中に、あなたの看板の種は必ずあります。

 

その1つを「うちはここを応援します」と先に決めてしまいましょう。

 

もちろん、最初は不安だと思います。

 

不安でもやってればうまくなります。

 

あるいは、不安であればサポートを受ければいいと思います。

 

例えば、ウチには売上アップコンサルそのものをサポートする仕組みがあって不安な人はそれを使ってます。

 

とにかく、まずは先に掲げてみてください。

 

そこから先は、実践あるのみです。

 

やっているうちに、実績も力も、ちゃんとついてきます。

 

もし怖ければ、サポートを受けながらやりましょう。

 

やりながら、できるようにする、、、これが結果に繋がる一番の近道となります。

 

-高名一成

 

PS.
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