From:福元友則
3連休の初日、厄除けに行ってきました!
とはいっても僕はもうすぐ38歳になるので関係なく、奥さんのお供で西新井太師というところに行ってきました。
うちから1時間ぐらいのところにあり、昨年が前厄ということで2年続けてきました。
昨年は、時期ももう少し遅く行った時間も遅かったので結構空いていていいなと思ったのですが、今年は会場も満員でぽっかり空いていたアリーナ席に座りました。
西新井大師の御本尊様は弘法大師空海だそうです。
ここの特徴としては、お護摩祈願があることなのですが、目の前で火が燃え盛る中僧侶の方々がお経を上げ続けるのを見れたのは貴重な経験でした。
なんせ2,30分目の前でお経を上げているのをみ続けているものですから、つい色々と観察してしまうのですが、この道何十年の方々がたくさんいるわけです。
なのでお経を聞きながら、信じる心のすごさとか、自分が信じたものを信じ続けることの凄さに気づき思わず唸ってしまいました。
僕は経営にはこの信じる心とか、自分が信じたものを信じ続ける心が大事だと思っています。
自分の経営の信念を持ち、それが満願成就した時つまりビジョンを描いて、それを目指して経営をすることが大切です。
つまり経営の軸を持つことです。
ですが、時代が変わったり、そこまでいかなくても、色々流行りの手法であるとか、面白しろそうな儲け話とかがあって、目移りしてしまう人がたくさんいます。
それは結局、寄り道してしまっているということにしかならないので時間の無駄なわけですが、それ以外にもそこでお金を失ったり、人財を失ったりすることになって、ついに経営を再び起動にのせることができなくなる人も少なくありません。
これは、自分の信念を信じ続けることがいかに難しいかを物語っていると思います。
弘法大師はこのことについて
「信心とは決定堅固にして退失なからんと欲うがための故にこの心を発す。これに十種あり。云々」
と申されていて、信心についての十の意義を示されております。
信心の十義
1、澄浄 (ちょうじょう)…心が澄んで清らかである。
2、決定 (けつじょう)……確信を持つ。
3、歓喜 (かんぎ)…………うれいや悩みが無くなる。
4、無厭 (むえん)…………なまけ心を断つ。
5、随喜 (ずいき)…………他人の勝行と同じ心を起こす。
6、尊重 (そんちょう)……他人の徳を軽視しない。
7、随順 (ずいじゅん)……見聞きする所に逆らわない。
8、讃歎 (さんたん)………他の勝行を称賛する。
9、不壊 (ふえ)……………心が不動である。
10、愛楽 (あいぎょう)……慈悲の心が生まれる。
総じて信心とは、心が清らかになり、自己を見失うことがなく安心と無上なる喜びを得、また、他人に対しては尊重と感謝の思いが生じて、苦しみを抜き楽を与え得る仏教の第一義であります。
人は深層にある執着心や欲により過信・迷信・妄信などが生じ、日頃から誤った行動、偏った道に入りやすいものですが、「信」を訓読すれば「マコト」と読みます。それは、人の言葉の本質は、実は、嘘や偽りがないということから、真実という意味として使われます。
常に私達は正しい言動に留意し、信用・信頼といった「マコト」のつながりを保ち、互い同士が、また全体が信じ合うことが最も肝要なことであり、それが信仰の道であり仏の道なのであります。
合 掌
西新井大師のHPより引用
自分の志した道を極めるが経営であり、僕が接してきた税理士さんの多くはそれは顧問先や地域の繁栄であると理念にまで書かれています。
ところがいざ経営計画や情報収集の段階になると、いかにして自分たちが儲けるかに置き換わってしまっている人がたくさんいます。
新しいことをやるのは大変だから、社員がついてこないから、色々な理由で二の足を踏まれている人もたくさんいます。
ですが、このようなことはおそらく自分に信じる道や理念にはかかていていないかと思います。
顧問先や地域にもっと貢献するためには何ができるか?
貢献した結果、自社の経営がもっとよくなるためにはどうすればいいのか?
ぜひ時間をとって考えてみてください。
ー福元友則