From:高名一成
先日、お笑いコンビ、キングコングの西野亮廣さんの講演会に出席してきました。
西野さんといえば、芸人以外でも絵本作家として有名です。「えんとつ町のプペル」という絵本は30万部を突破して大ヒットしています。
その他にも、西野さんは物事の考え方やクラウドファンディングで国内歴代最高となる総額1億円を調達した手腕がビジネスの世界でも注目されています。
講演会当日は700人の参加者が集まる超満員。
僕は受付開始時間と同時に会場に入り最前列に座りました。
講演のテーマは「現代のお金」「広告」「これからの時代の働き方」でした。
講演を聴いた感想は、、、
メチャクチャ良かった!
講演が始まると圧倒的なトーク力で、どんどん引き込まれていき、90分という時間があっという間に過ぎてしまいました。
ぜひ、Next 税理士 Labの読者のあなたにも聴いてもらいたいのですが、いつどこで講演会があるか分からないので、僕が良かったと思った内容のいくつかをシェアしたいと思います。
講演の中でも多くの時間を割いて語られていたのは「現代のお金」に関する考え方です。
あなたは、「お金」とは一体何のことだと思いますか?
お金とは○○
西野さんはお金について、
お金=信用
だと明確に定義付けをしていました。
お金は生きて行く上でとても大切な資源です。
お金がなければ生活できませんし、会社経営もできません。なので、お金を稼ぐということは人生の中でも1,2を争う重要なミッションです。
でも、西野さんは「お金を稼ぐよりも信用を稼ぎなさい」と何度もお話しされていました。
今の時代はお金を稼ぐのではなく、信用を稼ぎ、信用を増やしていくことで、それが回り回ってお金になる。そういう時代になっているんです。
西野さんの後輩にホームレスで芸人をやっている古谷さんという方がいるそうです。
古谷さんはホームレスなのでお金は持っていません。
でも、何不自由なく生活をおくれているそうです。
ホームレスでお金が無いのに、結婚もして結婚披露宴もやることができ、今はアメリカに旅行にいっているそうです。
ふつうに考えると信じられない話ですよね。(どうやったのかは話すと長くなるので、気になる方は調べてみてください!)
ただ、稼いだ信用のおかげで多くの人に愛され、多くの人に応援され、幸せな人生をおくれているとのこと。
つまり、信用がお金に変わっているということです。
冒頭のクラウドファンディングの話に戻りますが、多くの人はクラウドファンディングで失敗します。
それはクラウドファンディングで「集金」をしようとしているからで、西野さんは集金ではなく、信用を「両替」しているそうです。クラウドファンディングを信用の両替機だと考えています。
この考え方は僕たちやあなたのビジネスでも同じことです。
僕たちもお金より信用を稼ぐことがとても大事だと考えていて、僕たちはそれを信頼残高を貯めると表現しています。
貯めた信用/信頼の残高を引き出すことでお金を得ることができます。西野さんの言う両替と同じことです。
なので、両替や引き出しの原資となる信用/信頼が無いとお金を稼ぐことは永遠にできません。
人間はいきなり売られることが嫌いです。信用/信頼を培うからこそ、初めて関心を示してもらい、認めてもらい契約に至ります。
信用/信頼を稼ぐためには、ブレのない一貫したメッセージを主張する必要がありますし、誠実なビジネスをおこなわなければいけません。
この稼ぎ方のいくつかは過去の記事で紹介しているので、あらためて読んでみてください。
この講演を聴いて、あらためてお金を追い求めるよりも、人から信頼される、応援される人物、または会社になることによってお金が自然と入ってくる。こういった考え方が大切だと改めて実感しました。
ビジネスをしていると様々な環境や影響力によってお金を優先してしまうタイミングもあると思いますが、常に忘れずにいたいですね。
お盆休み明け、今までの行動とこれからの行動を見直し、信用/信頼を稼いでいきましょう!
ー高名一成
PS.
他にもいい話があったのでそれは次回以降にシェアします!