From:福元友則
僕の周りにいる成果を上げている人は例外なく目標を設定しています。
ビジネスの世界でも、スポーツの世界でも、政治の世界でも、どんな分野でも共通だと思いますが、成果をあげている人に共通することです。
では、なぜ目標を設定することで成果が上がるようになるのでしょうか?
目標設定をすることでいくつかの力が働くようになるのですが、一番重要なのは、フォーカスの力です。
僕の知り合いに、業績をあげたくてあげたくて必死になっている人がいます。この人は、僕のクライアントではなく知り合いというレベルの人なのですがとにかく情報通です。
人脈を豊富に持ち、セミナーなどにも積極的に出かけていくので知識も豊富、トレンドなどにも敏感です。
ですが、この人いつも業績をあげようと必死なのです。
業績があがったという話を聞きませんし、たぶん当分聞けないだろうなとも思っています。
それはなぜなのかというと、いつも会うたびに今やっていることが変わっているからです。情報収集をたくさんしている人に割と共通することですが、今は情報が豊富でその分チャンスもたくさんあります。
というかたくさんあるように見えます。
で人から聞く面白そうな話やおいしそうな話に、そのたびにのっていくのです。
するとどうなるか?説明しなくてもわかりますよね。
では、なぜこのようなことになるのかというと目標設定していなかったり、目標があいまいだったりするためです。
なんとなく流れにのって、なんとなく何かやっていたら、なんとなく人にのせられて、なんとなくやっていたら、いつの間にか成功していたなんて話、聞いたことありません。
そんなことで成功できるなら、誰でもみんな成功します。でも現実は、そんなことで成功できるのは才能があった人だけです。
ほとんどの人は目標に向かって人一倍一生懸命頑張ってやっと成功を掴み取っているのです。
昨日までと同じことをやっていて、今までと違う結果を期待するのは無理があります。宝くじが当たるのを期待していると同じ、ギャンブルで勝つのを期待するのと同じです。
残念なことですが、ほとんどの中小企業の現実がこうだと思います。
でも、なぜ目標を設定することが成果を出すことや成功することにつながるのか?
それは目標と関係ないことに時間を使わなくなるからです。
誰でも勉強するよりも、のんびりしたり、遊んでいたいものです。
でもそれを我慢できるのは、目標があるからで、そのために時間を使うからなのです。
また、選択を迫られたり、決断しなければいけない場面があります。
そういう時に正しい選択ができるのは、目標があってこそです。また目標に向かう選択をしたからこそ正しい選択だったのだと自分を納得させることもできるのです。
目標があるからこそ、うまくいったのかうまくいかなかったのかわかるようになります。それがわかるから、改善すべきところもわかるようになります。そして、改善するからこそ業績が以前よりよくなるのです。
ですので、まだ目標を設定できていない人はすぐに目標を持った方がいいですし、
周りの目標を持っていない社長にもぜひ目標を持つことの大切さを伝えてあげてください。
ー福元友則