From:福元友則
「モチベーションが上がらなくてできませんでした。」
先生も部下のこんな言い訳を今までにたくさん聞いてきたことだと思います。
その時に
部下をしかる人もいるでしょう。
部下を励ます人もいるでしょう。
部下のやる気がでるまで待つ人もいるでしょう。
部下のモチベーションを上げるためにできることは様々です。
でも、少し考えてほしいのですが
「先生のモチベーションは誰が上げてくれるのでしょうか?」
「社長は誰かがモチベーションを上げてくれることはありません。」
社長は自分で自分のモチベーションを上げる以外方法はないのです。
これは、社長に限ったことではなく、自立している人はみなそうだと思います。
ちなみに自立とは、「他への従属から離れて独り立ちすること。他からの支配や助力を受けずに、存在すること。」という意味になります。
自立している人だと、アスリート、例えばプロのバスケットボール選手がいます。
彼らはモチベーションが上がらないからと練習をさぼるでしょうか?
彼らは、誰か他の人にモチベーションをあげてくれと頼むでしょうか?
答えは、「No」ですよね。
そのためにコーチがいるんじゃないですか?
と思った人もいるでしょう。
でも彼らの主な仕事は、技術的なフィードバックをすることです。
プロは練習する時にコーチをつけます。
技術的なレベルをあげるためです。
そして、ズレを指摘してもらう修正するためです。
また練習は基礎を繰り返しやることが多くとてもつまらないことの繰り返しです。
では、彼らはどうやってモチベーションを上げているのでしょうか?
またどうやってモチベーションを維持しているのでしょうか?
彼らは、それを目標を持つことで行なっています。
前よりも順位を上げたい。
前よりも成績をよくしたい。
優勝したい。などなど
こうした目標を持つことでつまらない基礎を繰り返しつづけることができるのです。
そのためのモチベーションを維持することができるのです。
そして、この目標は
現状とかけ離れすぎてもいけません。
手に届くかもしれない目標でないと逆にモチベーションを落とすことになってしまいかねません。
つまり、自分の能力と目標は絶妙なバランスを保つことが重要なのです。
この時にモチベーションはなにをしなくても必然的にあがります。
なので、モチベーションの問題というものは実はなくて
スキルの問題と、目標の問題があるだけなのです。
自分でできることは、
高いけど適切な目標を持つことと
そのためにスキルを磨き続けること
もし目標を達成することができたらまた次の目標を見つけること
すごすぎて現実的でない目標ではなく、
頑張れば達成できる目標をみつけること
モチベーションが上がらない場合、それは目標の問題であり、
目標を達成するためにできることはスキルを磨き続けることだけなのです。
もし、モチベーションが落ちてきたなと思った時には少し立ち止まって、目標を見直してみるといいかもしれませんよ。
ー福元友則
PS.
しばらく目標を変えていない人の場合、
スキルが上がっていて、すぐに手の届く目標になっていることがあります。
その場合は魅力的な目標を持ちなおすといいですね。
PPS.
これはマネジメントにおいても同じことで、部下のモチベーションを上げるには
部下に目標を持たせることが一番だそうです。
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