from 福元友則
明日からフランスで2度目のロックダウンだというニュースが流れてきました。
最近は生活の中でコロナを意識することが随分減っていましたが、寒くなってきてこれから用心していかなければいけないのかもですね。
先行きが不透明になるとどうしても倹約や貯金に走りたくなるもの。
最近はそういった記事をよく見かけるようになりました。
奥さんが貯金中心の生活で家族の仲が悪くなっている人が増えているとか。
貯金はあったほうがいいですが、貯まったら貯まったで「もう少し」とキリがなくなるそうです。
ですので、目標を立てて頑張るならいいのですが、過剰な節約、倹約で貯金を増やすだけになるとどんどん家族の仲が悪くなっていくことが多いそうです。
家族のために始めた貯金で家族の仲が悪くなっては元も子もありませんね。
この対策としてオススメなのが、ライフプラン表をつくることだそう。
大きな出費につながるものをあらかじめ計画することで、目的をもって貯金をすることができますし、漠然とした不安から過剰な貯金に走ることもなくなるでしょう。
家族で共有することで家族仲は悪くなるどころか一致団結できそうですね。
これは会社でも同じことです。
経費削減はとても大事なことですが、経費を削減するとスタッフの負担が増えることもあります。
すると少しずつ少しずつスタッフの不満も溜まっていってしまいます。
会社の将来のために行なっている経費削減が逆効果になってしまってはいけません。
ですので、会社も同じくライフプラン表ならぬ経営計画をつくる必要があります。
経営計画をたてる際には、まず半年間の現金を貯めることをゴールにしましょう。
その次は、リスク対策です。
もし今の収益基盤がダメになるとしたら?という質問をしてください。
例えば、税理士事務所だと中小企業が激減するなどがあるでしょう。
もしそれが現実になったら、どうしているべきか?を考えると自ずとやらなければいけないことが見えてきます。
(単価が2倍になるサービスを確立するなど)
そこに投資をしていくのです。
それがすぐにうまくいくこともあれば、なかなかうまくいかないこともあります。
ですから、まだ大丈夫なうちから投資をしておくのです。
ほとんどの社長はダメになってから動き出しますが、それでは時間が足りなさすぎてうまくいくものもうまくいきません。
(うまくいくまで待てれないということです。)
業績が不透明な会社はこのリスク対策の投資をできていない傾向にあります。
逆に業績が明るい会社は常にリスク対策に投資をしている傾向にあります。
この2つをクリアたら、残りはスタッフに還元していきましょう。
賞与や給与でもいいですし、福利厚生でもいいと思います。
それが消費でも浪費でもかまいません。
彼らの喜ぶことでモチベーションアップにつなげることが大切だからです。
最後に計画は共有しましょう。
何がどうなったら自分はどうなるとスタッフがわかることが大切だからです。
顧問先にアドバイスする際の参考にしてください。