From 福元友則
先日ネットを見ていたら面白い記事を見つけました。
新R25でお笑い芸人の山ちゃんこと山里亮太さんのインタビューです。
このインタビューは「つきヌケ企画」として、若手時代のモヤモヤを乗り越えブレイクのきっけけをつかんだ方々に、「つきぬけた瞬間ーブレイクするーポイント」と題して、モヤモヤ期を抜け出した瞬間のお話を聞くものです。
なぜこの記事を紹介しようと思ったのかというと、新しいことをやり始めてすぐにうまくいく人はほとんどいないからです。
すぐうまくいく人はその分野の才能を持っていたから。
しかしビジネスの世界はそんな才能がないとうまくいかないわけでもありません。
特にコンサルでうまくいきたい場合、才能よりももっと重要なことがあります。
それをこの記事から感じ取っていただけたらと思います。
(関連するところをまとめてお届けします。)
「誰でも、絶対のとれる賞がある」
山ちゃんのターニングポイントは「ABCお笑いグランプリ」だそうです。
なぜかというと、つっこみになって初めてのお笑い賞がこの賞だったから。
しずちゃんとはじめてコンビを組んだばかりのころは、2人ともボケ。
新しいお笑いを作らないとと焦って奇抜な漫才をしていたそうです。
でも、山ちゃんがボケるよりしずちゃんがボケたほうが受ける。
それで、ツッコミに転向したとのこと。
では、「ABCお笑いグランプリ」の受賞の原因を自分で分析するとどうなのか?
一番の要因は、「圧倒的な努力量」だそうです。
誰でも絶対にとれる賞が、「努力賞」なのです。
この賞は努力すればとることができる。
努力賞のいいところは、他の賞が他人に影響される賞なのに対して、努力賞は自分でなんとかできる。
しかも努力すればするほど、圧倒的な自身が芽生えてくるんです。
努力しつづけた自信で自分を完全武装できれば、つきぬけられるのです。
新しいことをはじめるとすぐにはうまくいかないものです。
すると、ほとんどの人が自分には才能がないとやめてしまいます。
ですが、つづけて頑張れる人がいます。
彼らは遅かれ早かれみんな成功していきます。
ビジネスの世界の成功はたいてい努力賞であって、才能ではないからです。
(もちろん向き不向きはあります。)
僕がコンサルを志した頃、同じようにコンサルをやりはじめた人はほとんどがやめてしまいました。
言い方は悪いですが、ちょっとやってうまくいかなかったからだと思います。
もちろんはじめたことをやり続けなければいけないことはありません。
ですが、それが価値あることであればうまくいくまで頑張るのが正解だと思います。
例えば、税理士がコンサルをやることは適正的にも環境的にもあっていて、しかもお客さんから求められていることです。
であれば、努力賞のレースに参加して頑張るのはとてもいい選択肢だと思っています。
顧問先の社長に少し話をしてみるなどちょっとしたことでもいいので、ぜひチャレンジしてみてもらえればと思います。