From 福元友則
先日ある講座を受けました。
10年前に受けた講座でその当時は音声教材であったためいつも繰り返し繰り返し聞いていた教材をバージョンアップしたということで受講しました。
昔は本当に毎日毎日きいていた教材なのですが、いつの間にか聞かなくなったしまったと気づいて久しぶりに聞こうかと思っていたところだったのタイミングがよかったこともあります。
講座自体はまだ受講中なのですが、受けてみてよくわかったことがありました。
僕がなぜこう考えるようになったのか、マーケティングや経営に対する考え方の原点をいくつもいくつも確認することができたのです。
今日はその講座の中から1つとても重要な考え方を紹介します。
この考え方は、マーケティングにも使えますし経営にも使えます。
それから巡回監査やMAS監査、コンサルティングなどの顧客へのサービスを提供する場面でも使えます。
それは「認知的不協和」と呼ばれるものです。
認知的不協和とは、個人のもつある認知と他の認知との間に、不一致または不協和が生じることをいいます。
人はこの認知的不協和が生じるとこの不快感を解消されるために、ある自己説得をはじめます。
過去の認知もしくは新しい認知のどちらかを否定しはじめるのです。
ある認知とは要は思い込みのこと。
1つのある思い込みがその後の行動や考えを変えてしまう危険があるということ。
起業家は事実にもとづいて判断をしなければいけません。
しかし思い込みが事実を捻じ曲げてしまうかもしれないということ。
しかもほとんどの社長は思い込みだときづいていなくて、まるでそれが事実であるかのようにふるいまっています。
それを僕たち中小企業のサポーターが鵜呑みにしてそのままサポートしたり、アドバイスしても効果があるわけありません。
それは社長の思い込みであって、極端にいうと妄想だからです。
人の話をきくときは、それが事実であるのか思い込みであるのか確認しなくてはいけません。
さらに事実にも2種類あります。
重要な事実とどうでもいい事実です。
社長の話をきくときは、目標達成するために有効な事実を見極めなうてはいけないのです。
事実と思い込みの区別、重要な事実とどうでもいい事実。
これらを区別しないで社長の言葉をうのみにしてしまうともしかしたら僕たちのアドバイスが会社の経営を迷走させてしまうかもしれません。
そうならないためにもプロとして話を3種類に分けて整理するようにしましょう。
その上で重要な事実にもとづいてアドバイスするようにしましょう。
先生は経営判断をする時に重要な事実にもとづいて判断するようにしましょう。