From:高名一成
僕たちのようなコンサルティング事業をやっていると、教えたノウハウに対して、こんなことを言われることがあります。
「ウチの会社では使えない、ウチの業界では使えない」
僕たちは、会計事務所と一緒に商売繁盛の会という顧問先向けの売上アップ勉強会をやっています。
事務所の方針で店舗ビジネスにターゲットを絞って集めることがあるんですが、たまに店舗ビジネス以外の方が参加することがあるんです。
どこかで案内を見て気になったんでしょう。
もちろん、事前に店舗ビジネス用の話しなんですがいいですか?と確認をした上で参加してもらっています。
大丈夫かな、業種違うけど話しについてこれるかな?なんて思いながら見ていると、最終的にそんな人こそ売上アップしている人が多いんですよね。
一方で、やっぱり自分には関係なかったな、ウチの業種では使えないといって来なくなってしまう人もいます。
正直、こういった声を聴くのは残念ですが、まぁ仕方のないことです。
でも、こういった人は業績アップのチャンスを大きく逃して、どんどん業績が悪くなるかもしれません。
なぜなら、これは業績が下がる人のマインドセットだからです。
セミナーや本などで学ぶことは大抵が戦略とかノウハウですよね。
その時、学んだことに対して「これが使えるかどうか?」と自分に質問してはいけません。
一見普通のことのように感じますよね。「これは自分に使えるか?ウチの会社に使えるか?」という質問はYes、Noでしか答えは出ません。
ですが、戦略は、その時の市場の環境だったり、自社の状況、業界の事情、強み弱み、タイミングなどで大きく変わってきます。
ノウハウも、すぐに使えるものなのか?今必要なことなのか?今後必要になるものなのか?など自社の状況によって変わってきます。
なので、結局学んだ内容は「フィルター」として、自社のビジネス・業界で、どうやったら使えるか? うちに当てはめるにはどうしたら良いか? と考えて、カスタマイズしながら使わなければいけません。
ところが、そこでYesかNoで答えを問うような質問をしていると、ほとんどが使えない。という答えになってしまい、諦めてしまうことが多いのです、、、。
なので、”Yes、No”で答える質問ではなく、「どう使えるか?」という”How”で考えるマインドセットを持ちましょう。
今も昔も世の中で成果を出す人たちは、「これは自分の業界・ビジネスでどう使えるか?(How)」という質問を自分に投げかけます。
これ、どう使えるのかな? どうやったら使えるのかな?
この質問をすれば、一見なんの関係もない使えなそうな戦略であっても、人間の脳は、これは自分の会社でどう使えるかな?ということを考え始めます。
そうすることで、良いアイディアが出たり、試してみて良い結果が出るんです。
実際に飛び抜けた成果を出したいのであれば、他業種を研究することが一番です。
業種毎に、その業種の常識や一般的なやり方がというものがあると思います。
悪い言い方をすると凝り固まっているので新しい発想は出づらいんですね。
でも、もし自分の業界にはまだ無いやり方を他業種から学び、自分の業界で活かすことができれば、ライバルとカンタンに差別化することができます。
例えば、オフィスグリコなんかは路上の野菜売りを参考にしたそうです。(オフィスグリコを知らない人はググってください!)
試験的にやってみたら代金回収率はほぼ100%だったそうで、これをきっかけに訪問販売だったものを代金回収型に切り替えたそうです。
営業の必要も無くなりますし、勝手に売上は増えていくので最高ですよね。
これは業界的には大きなブレイクスルーだったはずです。
成果を上げられない人は”Yes or No”で考えます。
成果を出す人は”How”で考えます。
Howで考えられるようになれば、世の中で起きていること、教材や本を読んだ時、全てのことにおいて学ぶことができ、他の人が気づかないようなチャンスを得ることができます。
チャンスの数が違うので成果を上がる確率が高くなるのも当然です。
ぜひ”How”で考えて大きなブレイクスルーを成し遂げましょう!
ー高名一成
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