from 福元友則
色んな業界の色んな社長のお話を聞いていると聞けば聞くほど気づくことがあります。
それは、自分達の業界の常識に洗脳されているということ。
そしてそれが原因で儲かっていないかもしれないということ。
毎日毎日同じ業界にいて、それを何年も何十年もやっていれば無理のないことかもしれません。
その常識が変だということにも気づけないでしょう。
たまにテレビとかである村の変わって風習みたいなのやっていますが、ああいうのに似ているのかもしれません。
違う村から来た人はすぐに変わっている、変だと気づくわけですが、そこでずっと暮らしている村人は何の疑問も持っていません。
たいていどの業界でもこういうことが起こっています。
同業者同志がよく似ています場合は注意が必要。
色んな会社のホームページをみてみるとよくわかります。
例えば理念であったり、コンセプトだったりがほとんど同じです。
またやっていることだったり、扱っている商品だったりがよく似ています。
なぜこんなことが起きているのかというと、、、
お互いがお互いを真似しあっているからなのです。
またその業界でセオリーのようになっている成功パターンを模倣しているからなのです。
例えば、チラシや広告がよく似ていたり、、、
販売方法や商品がよく似ていたり、、、
とにかく働いている人や会社は違っても会社としてやっていることがほとんど同じになっていることがよくあります。
うちの業界はこういうものだ、こうあるべきだという強い信念なのか思い込みなのかがあるのは間違いありません。
こういう状態はある種の洗脳されている状態です。
会社が儲けるためにやるべきことは、他社との違いを作り出すことです。
他社のマネをすることではありません。
違いがなければ、お客さんにとってその会社でなくてもよくなります。
どこで買っても同じなのであれば、安いところで買おうとなります。
そうなると価格競争は激化し、値下げが続けばどんどん利益はなくなっていきます。
単価が下がっている会社や業界では、他社との違いを作り出したり、他社とは違い商品を開発したりしなければいけません。
しかしほとんどの会社は儲からなくなると、今までよりもさらに儲かっている1部の会社のマネをしようとし、ますます他と違いがない会社にしていきます。
どの業界でもリーディングカンパニーはすでに規模の利益を得ています。
規模が大きくなればなるほどに儲かるようにやっています。
逆にいうと規模が大きいからこそ儲けれるやり方をしています。
それを規模が小さい会社がマネするとどうなると思いますか?
以前より儲からなくなるだけです。
なぜならマネをするということは違いをなくすことかもしれないからです。
こういう状況にある顧問先は非常にたくさんあることでしょう。
先生もあそこのことかなと頭に浮かんでいるでしょう。
ぜひ顧問先に違いを作る重要性についてアドバイスしていきましょう。
そしてもちろん税理士事務所も例外ではありません。
先生の事務所も違いを作り出すようにして儲けましょうね。