from 福元友則
「社長は常に危機感を持って経営をしなければいけません。」
こう語るのはユニクロの柳井社長。
ユニクロが、柳井さんが危機感なんてあるのと思いません?
柳井さんはこう続けます。
「会社の経営を誤解しています。追い風を受けて前に進んでいる状態が正常な経営だと思ってしまうのです。
しかし、現実は全く逆です。追い風にのって順調にいっているから安心だなどという経営をしていたら、あっという間に会社はつぶれます。
自分たちは、いつも断崖の上を歩いている、ちょっとでも油断があったら、真っ逆さまに落ちてしまうという危機感を持ってのぞむのが正常な経営なのです。
危機感をもつとは、自分の状態や成績を客観的に評価しながら、慢心しないよう、努力を続けることです。」
「自分はひょっとしたら間違っているのではないか」
「ひょっとしたら、今の市場の競争に負けているのではないか」
「将来、今のままでいくと自己実現できないのではないか」
「今はいいけど、このままだと会社として消滅してしまうのではないか」
具体的な言葉にするなら、こういうことです。
そして、そう感じたなら、危機感が現実にならな様に、具体的な問題を発見し、具体的な解決の行動を起こすことです。
自問自答する人にだけ、優れたアイデアが生まれます。
優れたアイデアは、その前のプロセスに重要性があるのです。
そこに行き着くまでに、どれだけいろいろなことを考えて、いろいろな人と話をして、そしていろいろやってみて、そこで真剣に自問自答するか。
これが大事なのです。
エジソンの有名な言葉に「天才とは1%のひらめきと、99%に汗である」という言葉があります。
社長は、時として自らがアイデアをリードしなければいけない場面、突破口を作らなければいけない場面があります。
社長としてのそういった能力も面からも、やはり自問自答を習慣化することは大切なのです。
色んな社長と話をしていて感じるのは、いい会社を作っている社長ほどリスクに関してよく考えているなということです。
リスクをとれる会社づくりをして、リスクをとる。
リスクを可視化することでリスクをできるだけなくせるように手を打っていく。
これらのことは短期的な利益とは真逆のことかもしれません。
しかし中長期的な利益には相当貢献しています。
危機感やリスクについてこの機会にぜひ考えてみてはください!
PS.
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