from 福元友則
最近、こんな相談が増えています。
「経営支援とか、やった方がいいのはわかってるんですけどね…」
「でも、何から始めたらいいか正直わかりません」
「そもそも、自分ができることなのか不安で…」
たぶんこれを読んでいる先生も、似たような気持ちを抱えているかもしれませんね、、、
でももう経営支援はじめているかもしれません。
たとえばこんな会話、ありませんか?
「来月の資金繰りって、このままで大丈夫ですかね?」 「人を雇いたいけど、タイミングどう思います?」 「このままの売上で、ウチ回っていきますか?」
顧問先の社長にとって税理士は1番身近な専門家なので経営の悩みも投げかけていることが多いのです。
でも多くの先生が、その場でちょっと答えつつも、心の中ではこう思っています。
「いやいや、自分は税務のプロであって、経営コンサルじゃないし…」 「相談には乗るけど、それを“サービス”として出すには自信がない」
その気持ちわかります。 でも、実は先生すでに“経営支援の一歩目”は踏み出してるんです。
たとえば
・月次の数字を見ながら、「このペースだと利益がちょっと不安ですね」と話した
・融資や補助金の相談に乗って、資金の不安を解消した
・節税の提案ついでに、今後の売上見込みを一緒に考えた
これって、すべて“経営支援”の要素が含まれてるんです。
だからといって、無理に難しいことを覚えたり、 「コンサルっぽいことをやらなきゃ」と思う必要はまったくありません。
むしろ、税理士だからこそできる支援にこそ価値があります。
実際、最初のステップはすごくシンプルだったりします。
たとえば
過去12ヶ月の売上・利益を見える化して渡すとか、、、
「この数字、今後どうなりそうか一緒に見てみましょうか?」と声をかけるとか、、、
たったこれだけで、社長の反応が変わるんです。
「なんか、経営のことまでちゃんと見てくれてる感じがする」
「数字が整理されてると、安心する」
「次に何すればいいかが見えてきた」
そんな声、実際によく聞きます。
そして、こうした支援を“形”にして継続的にやっていくと…
顧問料を月5万→10万にアップできた
年1回の決算報告しか話さなかった社長と、月1回の面談ができるようになった
解約率が下がって、紹介ももらえるようになった
そんな事務所さんも増えてます。
ポイントは顧問先の社長からの見え方を変えること。
税理士の先生から、経営の味方みたいな感じで変えていきましょう。
「自分にできるだろうか…」と思っている先生こそ、 やってみると「これなら続けられそう」と感じることが多いです。
税理士は、社長の数字をいちばん近くで見ている存在です。
その立場を活かして、ちょっと未来に視点を向けるだけで、
他の誰よりも“信頼できる相談相手”になれます。
ぜひ先生の事務所でも取り組んでいきましょう。