あなたは顧問先を増やすための営業と言ったら
どんなことが思い浮かびますか?
交流会などに出て、とにかくたくさんの人と名刺交換をする。
顧問先や関係先に紹介を依頼する。
セミナーを開催する。
などなど、いろいろな方法がありますよね。
ただ、どの方法が一番いいのかという答えは得にありません。
名刺交換をすれば案件になるわけではありませんし、
紹介依頼をすれば必ず案件になるわけでもありません。
セミナーに関しても同じですね。
ここに例に挙げたものは
どれもがひとつのノウハウやテクニックなのです。
営業とは、見込み客と接触してから顧客になるまでの
全体の仕組みが必要で、その仕組みの歯車を
ノウハウやテクニックが構成しています。
つまり、営業の全体の仕組みが無く、
歯車が単独であってもうまく機能しないことが多いのです。
いろいろ頑張ってやったけど、うまくいかない、
思った様な成果が出ないのは、
営業の仕組みが無いか、仕組みが間違っているかのどちらかです。
ただ、こういった問題が起こるのはあなたのせいはありません。
しょうがないことなんです。
税理士業界のセミナーで解説される内容や、
世間で話題になっていたり、本に書かれていることの
ほとんどは、ノウハウやテクニックのことばかりなんです。
なので、今日は顧問先獲得に必要な仕組みについて
お届けします。
新規顧問先獲得に必要な3つの仕組み
新規顧問先を獲得するには3つの仕組みが必要になってきます。
①見込み客を集める/リストアップする
当然の話ですが、新規を獲得したいのであれば、
見込み客が必要です。
にも関わらず、多くの税理士事務所では見込み客がいないと言います。
その場合は、まず見込み客を集める必要があります。
そして、その見込み客をリストアップして、
一覧として閲覧できる様にリストにしてください。
エクセルなどでいいと思いますが、
ポイントは情報発信もできる様にまとめて管理することです。
②見込み客と信頼関係を作る
次はリストにまとめた見込み客と信頼関係を構築します。
①の状態だと、ただリストにまとめただけですから、
それだけでは顧問契約は出来ません。
この見込み客と信頼関係を構築して、
顧問契約ができていきます。
具体的にはDMやメルマガなどで定期的に情報発信をして
コミュニケーションをとっていきます。
この情報発信のポイントは
・あなたの専門家としての権威を認識してもらうこと
・見込み客が抱えていて、あなたの商品で解決できる問題の教育
を中心に行います。
これが他の税理士事務所と差別化できる情報だと、
さらにいいですね。
③売る
見込み客と十分に信頼関係を構築できたら、
いよいよ販売をしていきます。
あなたは②までで顧客への問題教育も済んでいます。
そして、その問題解決の専門家として認識もしてもらっています。
あとは、その商品を提案していくだけです。
以上が3つの仕組みです。
多くのテクニック、ノウハウはこの3つの中のどれかを
うまくやるためのものです。
たいていの場合は「売る」ためのテクニックが多いですね。
この記事を呼んでいる勉強熱心なあなたなら、
仕組みの1つが単独で合るだけでは
あまり効果が無さそうなことが理解いただけたと思います。
なので、この3つ仕組みを作っていく必要があるのですが、
まず最初に、重要なことは、
・すでにある仕組みが最適化されているかどうか?
・足りない仕組みはどれか?
と自身の事務所を把握することです。
そして、最適になっていない仕組みを改善する、
次に足りない部分を作るという順番で始めてください。
各項目のノウハウは少しずつ公開していきたいと思いますが、
まずはこの項目に当てはめて事務所とあなたがやっている行動を
見つめなおしてみてください。
ー高名一成
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