From:福元友則
税理士事務所の人に話すとなかなか信じてもらえないのですが、、、
コンサルタント志望の人と話しをすると毎回そのことに気づかされます。
今は空前のコンサルブームで、新卒の志望職種でも大人気ですし、転職や起業でもコンサルは大人気になっています。
ですので、たまにセミナーとかに行って参加者の方と話すと、コンサルをやっている人だったり、これからやりたいという人だったりすることが結構あります。
そんな彼らの悩みは、「一般の人ではなく、社長をお客さんにしたい」というものです。
でも、今まで社長と話しをしたこともないし、ビジネスの全体像もいまいちよくわかっていないので、コンサルやコーチングの技術があっても、なかなかクライアントにできないのです。
ここからわかることは、社長と話しができることは他業種の人からしたら非常に大きな強みだということです。
今までかなりたくさんの先生や事務所の方にSWOT分析みたいなことをしたりして、強みを聞いてきましたが、これでてきたことがありません。
まず普通は、社長にかんたんに会えるものじゃありません。
なので世の中には、社長のアポをとる方法を教えている人もいるぐらいです。
それぐらいみんな社長に会いたがっているのにできないのですが、税理士事務所の場合、電話1本で下手したらむこうから会いにきてくれます。
伺う場合でも、お茶菓子が出てくることもあるぐらい丁重に扱われることもしばしば。
営業マンの人はお茶も出てこないと嘆いている人や、座らせてもらえない(立ち話で終わらされてします)と困っています。
どうやったら、こっちの話しを聞いてもらえるのかと、、、
ところが税理士事務所の場合、お客さんである社長の方から、あれやこれやと悩みや相談をされる立場にあります。
また相手の懐具合もはっきりわかっています。
これほど、相手にアドバイスをするのに適している環境はなかなかありません。
相手からアドバイスを求められているケースもよくあるぐらいですし。
こういう経験を何件も何件も積み重ねていくと、社長がどういう時に、どういう事で悩んだり、困ったりしているのかよくわかるようになります。
つまり、社長に気持ちや内面がよくわかるようになってきます。
またそもそもの業務が、ビジネスの根幹の会計業務なので、ビジネスに対する知識やビジネス感覚もしっかり身についていきます。
何か新しいことをという時に大事なことは、今までやってきたことや強みから次の1歩を踏み出すことです。
全然関係ないことをはじめてしまうと、絶対にうまくいきません。
ですので、強みを再認識することはとてもとても大事なことですが、ほとんどでてきたことがない強みもありますので、再確認してもらえるといいかなと思って紹介しました。
これからの時代を考えると既存のものにしがみついていてはやっていけない、新しいことをやって、それを形にしていくという、まさに「起業家精神」が求めめられる時代に突入していきます。(もう突入しています。)
そういう時にぜひ今日の話しを参考にしてみてください!
ー福元友則