From:高名一成
最近、お笑い芸人の「闇営業」が大きな話題になっています。
雨上がり決死隊の宮迫さんも謹慎処分になってしまいました。
宮迫さんは吉本興業を代表する芸人で、「アメトーーク」は僕も見ることがあるので、しばらく見れないのか?番組が無くなってしまうのか?なんて思うと少し残念な気分になります。
テレビの制作局はとても大変でしょうね。せっかく編集が終わった番組がオクラ入りになったり再編集をしなければいけないなんて地獄です。僕も動画編集をやっているので、その地獄はすごくイメージできます。
闇営業は吉本興業がダメだと言っていることなので、所属している以上、そのルールを守らなければいけないと思います。
闇営業と意味合いは違いますが、一般企業で似たイメージで例えると副業でしょうか。
今まで多くの一般企業は副業を禁じていました。長時間労働による健康への影響があるからというのが表向きの理由です。でも、本音は本業がおろそかになるリスクと、優秀な人材のを流出を防ぎたいということだと思います。
しかし、今はそんなことは言ってられない時代になってきました。働き方改革でもあるように政府は副業を推進しています。
それより、何年も前から副業OKの会社も増えてきました。副業大国のアメリカでは社員のプライベートの時間を規則で制限をかけることの方が悪だと言われています。
そもそも、副業をする理由は何でしょうか?
おそらく、現状と将来への不安、不満からくるものです。
現状の不安、不満から副業をやるのはおそらくお金です。将来の不安、不満から副業をやるのは仕事のやりがいやキャリアプランを考えてのことだと思います。
これから、副業が推進されていく日本において、もっと自分の会社の仕事をしてもらいたいと思うのであれば、経営スタイルも今までとは変えていく必要があります。そうしないと、どんどん人が辞めていってしまう可能性があります。
今よりたくさんの給料を払ってあげるためには、売上の増やし方も変えていく必要があります。高単価な商品を売って、利益額を増やしていくやり方にシフトしなければいけません。
今より仕事へのやりがいを感じてもらうために、将来のキャリアプランを自社においてもらうために、新しい事業領域を作る必要も出てきます。
税理士事務所にとって、高単価な商品を売る、今までにない事業領域を作る、これらのことは全て新しいことです。
せっかく、新しいことを始めようとしても、社内の抵抗にあって、なかなか始められない先生をたくさん見てきました。
でも、今後はそんなことも言ってられません。新しいことをやっていかないと、優秀な人から離れていってしまうからです。
社員に高い給料を払う、仕事のやりがいや、将来の安心を与えてあげるのは経営者として重要な仕事です。
これから、人口が減り、採用が難しくなり、離職率も増えるであろう日本において、どのような経営をすればいいのか?
ぜひ、時間をとって考えてみてください。
ー高名一成