From:高名一成
僕の奥さんは「販売士」という資格を持っています。(小売業?に役にたつ資格のようです)
先日、その資格の更新研修があったそうで朝から勉強しに行ってました。
その夜、夕食を食べている時にふと「どんな研修だったの?」と聞いてみると、研修で使ったテキストを見せてくれました。
テキストには小売業の市場環境のことから今のトレンドから見る戦略やマーケティングのことが書いてありました。
今、小売業は大変な時期です。特に百貨店や大型ショッピングモールはすでに成熟期に入っていて、これからは衰退期に突入します。
町にある一般的なお店もカンタンではありません。競合は増え、ECサイトに顧客はとられてしまっています。
でも、こういった店舗ビジネスはカンタンに売上を増やすことも可能です。
なぜなら、売上アップをするためにやっていないことがたくさんあるからです。
例えば、キャッシュレス対応をしていないお店はたくさんあります。これを対応するだけで売上は確実に増えます。
僕はキャッシュレスな人なので出来るだけカードが使えるお店を好みます。ちょっと出かける時は財布は持ちません。スマホしか持ち歩きません。
コーヒーでも飲んで休憩したくなったら、スマホ決済できるお店を探して入ります。
だから現金しか使えないお店はあまり行きません。
僕のような人は他にもたくさんいるはずです。
つまり、キャッシュレス対応をしていないお店はこの層のお客さんからは選ばれないのです。
その他にも多くのお店は販促活動をほぼしていません。
大半はお店を開けてお客さんが来るのを待っているだけです。
広告を出したり、来店したお客さんにより高く、よりたくさん買ってもらうような行動を一切していません。
これは一般企業だと考えられないことですよね。
この活動をしないと売上は増えていきません。自然にお客さんが来るなんてことはほぼありませんから。
このようなことをお店が取り入れれば、ほぼ確実に売上は増えます。他にもやった方がいいことはたくさんあります。
そのヒントは他業種にあります。自分たちの業種の中ではなく、外に目を向けることが大切です。
キャッシュレスなんてインターネットビジネスをやっていれば当たり前のことですし、販促活動はBtoBでは当たり前です。
他業種でやっていることを自分たちの業種に取り入れることができれば、それは売上アップのチャンスになります。
お店の経営者の多くは毎日のオペレーションをまわすことに必死でこういったことに目を向けられません。
そういった経営者にアドバイスできるのは税理士だけです。
ぜひ、こういったことをアドバイスしてあげてください。
そして、他業種に目を向けてヒントを得れるのは税理士業界も一緒です。税理士事務所経営に取り入れられるものがないか?他業種を見てみましょう。
ー高名一成