From:高名一成
今、ツイッターでマクドナルドがちょっとした話題になっています。
ある店舗で突然「本日は人員不足なので23時で閉店になります」とアナウンスがあったようです。
これに関して勉強していた学生がぶつぶつ文句を言っているみたいです。まだ勉強する予定が急に勉強できなくなれば文句もでると思います。
僕も外で仕事をするタイプなので気持ちはよく分かります。
これがお店のシフト管理や採用業務の怠慢でおこったことであればアタマにきますが、現実はそうではありません。
あるファミレスでは13時から従業員が1人しかいないので、ご案内、オーダー、料理提供など全てに時間がかかります。という張り紙が入り口に張り出されていました。
昨年セブンイレブンの人材不足問題はかなり話題になりました。
もう、これはたまたま起こっていることではなく日本が抱える構造的な問題です。
この問題を解決するためには、人材採用のノウハウを身に着け競争優位性を作るか、ビジネスモデルを変えていくという2つの方法しかありません。
人口減少問題を抱える今後の日本にとって前者の方法は根本的な解決とは言えません。時代と逆向しています。
たくさんの店舗を出店している大手外食チェーンの社長も「拡大志向はの時代はもう終わっている」と言っているくらいです。
先週会った先生もいろんな顧問先が人材不足で困っていると言っていました。
顧問先の経営支援を考えている先生は、こういったことについてもアドバイスする必要が出てきます。
それにこの問題は税理士事務所でも同じことが言えます。
その時にこの問題に対してどういった価値観があるのか?どんな対策を考えているのかを明確にしておかなければいけません。
自分の価値観や対策がなければ、アドバイスに説得力が出ないですからね。もっと言うと対策を実行しなければいけません。
おそらく、日本は今年からずっと大きな変化を迎えます。
きっかけのひとつは今年のオリンピックです。
世の中の構造が変わる時がビジネスモデルを変えるタイミングです。
そして、それは今年です。
これよりあとは会社を成長させる難易度が年々上がっていきます。
ぜひ今年は今までとは違うビジネスモデルを作る行動をとってください。
ー高名一成