From:高名一成
少し前、元SMAPの中居くんのジャニーズ退所会見がありました。
ただ、会社を辞めるだけなのに会見をやったこと、世間が注目がすごかったこと、ふつうでは考えられません。やっぱり大スターですよね。
中居くんは僕が小学生のころからテレビで見ていました。バラエティ番組でたくさん笑わせてもらったので、独立しても変わらずテレビで見れたらいいなと思っています。
中居くんの退所会見の様子は少し見ましたが、記者や会場の笑いをとる場面がたくさんあり終始賑やかそうでした。
いろんなニュースやワイドショーで100点の会見だったと言われています。
ここ数年は会見と言えば謝罪会見ばかり(しかも会見は失敗)だったので、今回の中居くんの会見に世間もほっこりしたのではないでしょうか?
そんないいムードでやることができた会見には理由があるようです。
もちろん中居くんのキャラクターもありますが、会見開始前から場のムード作りをしていたようです。
ふつう、登壇者は会見が始まり司会のアナウンスで登壇するものですが、中居くんは会見開始前から会場にいて記者と会話をしたりカメラテストにつきあったりしてなごやかなムードを作っていました。
実はこれあなたにも参考になる話しなのでぜひ押さえておいてください。
これはセミナーで使える話しです。
セミナーもムード作りがとても大切なんです。しかもスタートする前のムードです。
例えば、知らない人ばかりが集まるセミナーだと必然と会場の雰囲気が重くなります。雰囲気が重くなると、参加者はリラックスして聴くことができません。
リラックスして聴くことができなければ、学習効果は落ちますし、営業を目的として開催した場合、いい結果が生まれにくくなります。
さらに、実は講師も緊張してしまうんですね。そのせいで言わなければいけないことを忘れてしまったり何だか歯切れが悪い感じになってしまいます。
スタートがこんな感じだと、そこからペースを取り戻すのはカンタンではありません。
最後まで引きずってしまい、あまりいいセミナーにならないことがけっこうあります。
だから、開始前にムード作りをしておくことが大切で、これはセミナー運営のノウハウでもあります。
では、そのムード作りのノウハウで簡単なものを2つシェアします。
1つは音楽を流してください。
会場にスピーカーを持参し音楽を流しましょう。流す音楽は基本的にアップテンポなジャズか洋楽がオススメです。
ムーディーなものや暗い感じのメロディーはやめた方がいいでしょう。
音楽があるだけで会場にやわらかいムードが生まれるので、必ずかけるようにしてください。
そして、音楽は開始前だけでなく、休憩、ワーク、終了後にもかけるようにしましょう。
2つ目は話す機会を作ってください。
はじまる前に参加者が話す機会をつくってください。話すことで緊張がやわらぎます。
スタッフが話しかけてもいいし、参加者同士の名刺交換を促してもいいです。
何でもいいから話す機会を作りましょう。
それだけで会場のムードはかなりよくなります。
今日シェアしたことはかなりカンタンなことですよね。
でも、こんなにカンタンなのにも関わらず、僕はこれをきちんとやっているセミナーをあまり見たことがありません。
いいセミナー、売れるセミナーというのは運営から始まっています。
次にやるセミナーからぜひ取り入れてみてください。
ー高名一成