From:高名一成
新宿のある中華料理店が毎日お弁当を無償で提供していました。
4月半ばから毎日500食を提供。
1ヶ月は無償提供していたみたいです。(今は分かりません)
緊急事態宣言が発令されてお店を休業しようと考えていたみたいですが、常連さんや生活が苦しい人のためにこの活動をやることを決めたそうです。
500食を無料で提供すると、1日あたり10万円のコストがかかるそうです。これが1ヶ月だと310万円です。
しかし入ってくる売上は自粛の影響でありません、、、。
今の状況で飲食店がこれだけの支出を吐き出すことがどれだけ大変なことか、税理士ならよく分かりますよね。
顧問先だったら絶対に止めるのではないでしょうか?
この中華料理店の店主は中国出身です。
日本に来てお店を始めたばかりのころ、多くの日本人に助けてもらったので、その恩返しとして無償で弁当配布をすることを決めたそうです。
自分たちがどうなるか分からない中で、この活動はすごいですよね。
こんな話を聞くとこのお店を応援したくなります。
実際にお弁当ををもらった人たちは応援の手紙や差し入れを持ってきてくれています。コロナが収束したら必ず食べに行きます!というメッセージをたくさんもらっています。
おそらくお弁当をもらった人は、実際にお店に食べに行くと思います。
なぜなら、人は相手から受けた行為に対して「お返し」をしたいという心理が働くからです。
あなたも誰かに何をしてもらったら「お返しをしなくては申し訳ない!」と思いますよね。
例えば、バレンタインデーとホワイトデーを考えてもらえれば分かりやすいと思います。
バレンタインデーでチョコを貰えば「ホワイトデーを渡さないと!」と思うのが普通です。
僕たちは恩に報いることの大切さを子供のころから教わってきましたよね。
これを行動心理学の世界では「返報性のルール」と呼びます。
この考え方はビジネスでもとても重要です。
相手に与えるからこそ、恩恵が返ってきます。
与えていないのに、営業ばかりしていたらそれは「たかり屋」「搾取」と言われてしまっても仕方ありません。
営業がうまくいかない場合、もしかしたら与えることをやっていないだけかもしれません。
報酬とは貢献の対価です。
貢献するからこそ信頼が生まれ、それが報酬となって返ってきます。
営業する前に貢献しましょう。
逆に貢献してもらったら恩を返しましょう。
当たり前のことですが、疎かにしやすいことでもあります。
常に意識してwin-winの関係を築きたいですね。
ー高名一成
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