from 福元友則
なぜか最近転職相談みたいなキャリアの相談をよくされます。
僕の本業はマーケティングコンサルタントで売上やマーケティングのことを相談されることがほとんどなので自分でも意外でした。
でも考えてみれる、他の人では見ることができない会社の裏側や優秀な人、伸びる人などをたくさん見てきました。
なので、そういう経験から話を聞きたいということなのだろうなと。
コロナの影響もあって、今までは考えなくてもよかったことを考えないといけないようになったというのもあると思います。
基本的には、以前からあった問題がコロナで顕在化したということです。
仕事に求めることは人それぞれです。
収入が一番の人もいれば、やりがいが一番の人もいます。
環境や条件が一番の人もいます。
ほんとそれぞれです。
しかし、自分が仕事に求めていることが何かをわかっている人はあまりいません。
色々聞いてくと、だんだん整理できていくようです。
ですが、総合的によりよい条件で働きたいと思うものですよね。
では、いい条件で働くためにはどうしたらいいでしょう?
もっと知識を深める?
スキルを磨く?
どちらも正解ですが、正しくはありません。
正解は、上りのエスカレーターに乗ることです。
僕が今までみてきた経験からいくと、個人の能力などの優秀さと年収はあまり関係がありません。
A社で600万円もらっている人より、B社で500万円の人のほうが優秀だということは多々あります。
もらえる年収はあくまで、会社や業界内での相対的評価であって、社会全体での絶対評価ではありません。
では、どうやったら年収がよかったり、福利厚生が充実している会社を見つけれるのかというと、、、
それが、上りのエスカレーターに乗ることなのです。
これは、これから成長していく分野、業種、会社で働くという意味です。
上りのエスカレーターに乗れば、自分の努力はそのまま報われます。
しかし、下りのエスカレーターにのってしまうと努力をしても努力をしても年収が下がっていくことさえあります。
この違いは、本人によるものではなく、選んでいる会社や業種が悪いことからくることがほとんどなのです。
また本人は上りのスカレーターに乗ったつもりが下りのエスカレーターだったということもあります。
これは、今しか見えていない時によく起きてしまいます。
5年後、10年後を想像、予測することによって上りなのか下りなのか判断してください。
またこの話は、個人のキャリアだけのことではありません。
会社であっても同様です。
よりよい環境を社員に提供しようと思うと、必ず上りのエスカレーターに乗る必要があります。
上りのエスカレーターというコンセプト、顧問先や社員さんにぜひシェアしてあげてください。
今は、エスカレーターを乗り換えなければいけない人が大勢いますので。