経営戦略

社長の意思決定を助ける時にやってはいけないこと

from 福元友則

 

「わかっているけど決断できない」

 

社長であれば、誰でも経験したことがあると思います。

 

コンサルタントとは、正しい知識をお客さんに提供するのが仕事だと思っている人がいます。

 

しかしそれはコンサルの仕事のごく1部。

 

最近は情報だけならたくさん持っている人も増えてきました。

 

ですので、情報とか知識とかノウハウの部分の価値は減少している傾向にあります。

 

逆に価値が増していっていることもあります。

 

それは、「社長の意思決定を助けること」です。

 

一般的に情報がたくさんあるほうがよりよい意思決定ができると思われがちです。

 

しかし、事実は真逆。

 

情報が多くなれば多くなるほど、意思決定をするのが難しくなります。

 

これは選択のパラドックスと言われています。

 

選択のパラドックスとは、選択肢が増えれば増えるほど人は不幸になるということをいっています。

 

それはなぜか?

 

まずは、たくさんある選択肢の中から1つを選ぶのは大変です。

 

もし選択肢が2つなら、メリットデメリットを比較することはかんたんです。

 

しかし、比較する数が増えてしまうと比較することが難しくなってしまいます。

 

さらに、選択した後の満足度も下がってしまいます。

 

人は何かを得る喜びよりも、何かを失う痛みの方を強く感じます。

 

ですので、選択肢が多いとそれだけ選べれなかった機会損失を強く感じてしまうのです。

 

何か選ぶと通常あっちを選んだほうがよかったんじゃないか?という後悔を抱きます。

 

選択肢が多いということは、それだけその気持ちが強くなりやすいということです。

 

このような選択のパラドックスを抱え、しかも決断したことにリスクがついてまわるとあっては、普通の社長であれば意思決定しないという意思決定が一番楽な選択肢になってしまいます。

 

ですが、これからは何もしないことこそが1番のリスクの時代。

 

そこで社長の意思決定を助けることが重要な仕事になります。

 

そんな時によくやってしまいがちなことが自分がしゃべること。
(特に自分の意見を述べること)

 

こういう時に正しいことを教え、それをやるように伝えても絶対にやりません。

 

社長だって、何が正しいことなのかはうすうすわかっています。

 

でも決断できないのです。

 

ですから、そんな時は聞き役に徹しまずは心のうちを吐き出してもらいます。

 

本音を引き出すということです。

 

コンサルがしゃべるのは、質問とおうむ返し。

 

おうむ返しというのは、社長がしゃべったことをそのまま返すということです。

 

自分の伝えたいことを正確に伝えれる人はいません。

 

ですので、先生に聞こえてきたことが社長が言いたかったこととは限らないのです。

 

ですから、こう聞こえたけどこれで言いたかったことはあってますか?というのを繰り返さなければいけません。

 

でないと、社長の気持ちを整理するどころかどんどんごちゃごちゃにしてしまいかねないからです。

 

社長の悩み相談に乗る時には、ぜひ心がけてみてください!

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