From:高名一成
先日僕の住んでいる地域で花火大会がありました。
上の写真は僕の家のベランダから撮影したものです。
(土手のそばに住んでいるので絶景なんです!)
今年もこの時期がやってきたかと思うと楽しみな反面、実はちょっと嫌だなと感じています。
なぜなら、、、
人が多すぎる!からです。
僕の家は花火大会の会場の土手まで徒歩3分くらいで、最寄駅から会場までの徒歩ルート沿いにあります。
つまり、会場で花火を見ようとする人は必ず僕の家の前を通るんです。
なので、毎年夕方くらいになると最寄駅から僕の家の前までは人で溢れて歩くのも大変なんです。(DJポリスの様な警察官もいました!)
ちょうどその日は出かけていて、夕方くらいに最寄駅に着く予定だったのでかなり心配していたんですが、見事に人混みに巻き込まれました。
ただでさえ暑いのに人が多すぎる、、、。
家に帰りたいだけなのになかなか歩けない、、、。
ふーっとため息をつきながらようやく家に着きました。
まぁその後はビールを片手に花火を楽しむことができたので良かったんですが。
で、一体何人くらい集まっているんだろう?と気になって調べてみると、なんと約66万人が集まっていたそうです。
さらに66万人がどういう数字か気になって調べてみると、島根県の総人口が約69万人、鳥取県が約57万人だそうです。(いずれも2015年の国勢調査調べ)
つまり、1つの都道府県の全人口が1つの場所に集まったわけです。
ものすごい集客力ですよね。
一体なんでこんなに集客できるんでしょうか?
この謎を紐解くことができ、自分のビジネスに活かすことができたら、、、
希少性の力
集客できた理由は販促が良かったとか花火だからとか(理由になっていませんね)いろいろとあると思いますが、一番の理由は希少性の力だと思っています。
人はいつでも手に入れることができたり、いつでも見ることができるものに魅力を感じません。そういったものに対しては「別に今じゃなくてもいいよね」と思ってしまいます。
そうではなく、数がかぎられていたり、期限が限られていたりすると、何とかして手に入れたいという気持ちになります。
花火大会は1年に1日しかありません。この日を逃すとまた翌年になってしまいます。だからこそ、価値があり、人の行動を促進する大きな心理的要因なるんです。
クリスマスや花見の時期なんかもレストランや会場は人で溢れているのは同じ理由からです。
これを何とか自分たちの商品に応用できないでしょうか?
いつでも契約できる商品にするのではなく、期限を決めてその期限内じゃないと契約できない商品にするとか、件数を限定するとか。いろんな工夫ができるはずです。
それによって、集客がうまくいったり、単価を高くすることもカンタンになったりするでしょう。
マーケティングやセールスでは「希少性」を使うのは基本中の基本ですが、意外とやれていなかったりします。
あなたの商品に希少性はありますか?
顧問先の商品に希少性はありますか?
先日参加したサミットでは需要とは自ら作り出すものだ!ということを教わりました。希少性を作り供給を制限すれば需要は高くなるものです。
どうやったら希少性が作れるか?これを考えて実行するだけで大きなブレイクスルーがあるかもしれませんよ。
ー高名一成