From:高名一成
おととい、記念すべき第100回目の甲子園大会の決勝がありました。
ご存知の通り、大阪桐蔭の優勝で幕を閉じました。
対戦相手校の金足農(秋田)は東北勢で初の優勝を目指し、決勝までマンガの様な劇的勝利をあげてきたので、金足農を応援していた人も多いのではないでしょうか?
でも、金足農の吉田投手に「全く歯がたちませんでした」と言わせるほど、大阪桐蔭の圧勝でした。
今回で大阪桐蔭の西谷監督は通算7度目の優勝を飾り、歴代最多記録となったそうです。
1度優勝するだけでも、ものすごいことなのにそれを7度も、しかも第100回目の大会で達成するなんて、もっている人なんだなと思わざるをえません。
そんな西谷監督の指導方針の中には「人間力の向上」があります。
一見、野球と関係ない様に思えますが、西谷監督は人間力が上がってこないと野球も継続的な結果を出すことができないと考えています。
そのために、1人1人の選手と接する時間をたくさんとっていて、これはどのチームにも負けない自負があるとお話しされています。
そして、選手には「モノを頼まれる人間になれ」と指導をしているそうです。
数いる中からモノを頼まれるということは信用されているということです。そして、それは「いないと困る」という存在になれということに繋がります。
これは、ビジネスの世界でも同じことです。社内でもモノを頼まれる様な信頼性を作ることは大事ですし、僕はこの関係をお客さんと作ることが大切だと感じています。
頼まれるからこそ、一定の信頼残高が溜まっていることもわかりますし、頼まれたり相談されたりしたら、それはセールスのチャンスです。
これは、このブログでよく紹介している「提案営業」になるはずなので、受注率はものすごく高いはずです。
なので、僕たちはモノを頼まれるようにならなければいけません。
そして、頼まれるためには信用されなければいけません。
そして、信用されるためには人間力を高めなければいけません。
これが回り回って会社の成長につながってきます。
自分の会社にこういった人たちがたくさんいたら最強のチームになるはずです。
西谷監督は、
「人間がしっかりできているチームは勝つかどうかわからなくても負けにくい。ここは確かだと思いますし、野球の結果を求めるためにもチーム力、人間力を求めていかないといけないと思っています」
と語られていました。
僕はこの言葉が大好きですし、自分も常に忘れずにいたいと考えさせられます。
ビジネスという勝負の正解で負けないために、結果を出すために、人間力を高め、モノを頼まれる人間で常にありたいですね。
ー高名一成