マーケティング

伸びる税理士はお客さんを選んでいる!?

From:高名一成

 

「ことに肥(ふと)ったお方や若いお方は、大歓迎いたします」
二人は大歓迎というので、もう大よろこびです。
「君、ぼくらは大歓迎にあたっているのだ。」
「ぼくらは両方兼ねてるから」

 

これは作家宮沢賢治の「注文の多い料理店」のワンシーンです。

 

この物語はある2人の若い紳士が山へ狩りに行くところから始まります。

 

しかし残念なことにその山では何の獲物も出てきませんでした。

 

さらに、なぜか連れて行った猟犬も突然死してしまい、案内人ともはぐれてしまいました。

 

2人はその山の奇妙さに下山を決めたのですが、帰り道が分からず下山することができません。

 

一行は困り果て、お腹をすかしたところに一軒のレストランを見つけました。

 

そして、そのレストランの看板に書いてあった上記の文章が自分たちの外見とピッタリだったので大歓迎されていると思い意気揚々とレストランに入っていくのです。

 

これから巻き起こる惨劇を知るよしもなく、、、

 

今日はこの物語の素晴らしさをあなたに伝えたいわけではありません。

 

ターゲットの重要性と伝えるべきメッセージについてお伝えしたいのです。(続きがきになる人はamazonにアクセスを!)

 

あなたのターゲットは誰?
マーケティングをやるときにはターゲットの絞り込みがとても大切です。

 

ですが、一般的に絞り込むことによって市場機会を失ってしまうと考えたり、幅広くターゲットを設定した方がチャンスが増えるんじゃないか?と考えがちです。

 

しかし、成果を出している人は必ずターゲットを絞り込んでいます。

 

なぜ、絞り込むと成果が出るのかという理由はカンタンで、絞り込むからこそ、そのターゲットに合った具体的なメッセージを届けることができるからです。

 

具体的なメッセージだからこそ、ターゲットの関心を惹くことができ、商品購入に繋がったり、集客しやすくなったりします。

 

例えば、PCでいうと、「パソコンを使うビジネスマンの方へ」というメッセージより「Windowsユーザーへ」とか「Macユーザーへ」という風にした方が、より自分へ向けたメッセージなのかと認識してもらいやすくなります。

 

さらに、Macを売りたいのであれば、Windowsよりも優れている点や、普段不便だと感じている点をリサーチし、Macで解決できるということを伝えれば一定確率で売れていくはずです。

 

ターゲットにメッセージが届くからこそ、初めてセールスのチャンスが生まれるのです。

 

届かなければセールスのチャンスは一向に生まれてこないので、まず誰をターゲットにするかを考えることはとても大切なことです。

 

そして、、、

 

ターゲットに合ったメッセージを!
ターゲットに合ったメッセージを送りましょう。

 

マーケティングやセールスの相談を受ける中で、まれにターゲットをよく考えて絞っているなと思うことがあります。

 

ですが多くの場合はDMやHPで伝えているメッセージで損をしているんですね。

 

ターゲット設定までは出来ているのに、伝えているメッセージが全く響かないであろうメッセージになっているのです。

 

具体的には、ターゲットを絞り込んでいるはずなのに、メッセージは不特定多数に向けたものになっています。

 

なので、DMからの反応がなくセミナー集客ができません。

 

せっかくHPを作ったのに顧客獲得に繋がりません。

 

これでは、せっかくターゲットを絞り込んでも意味がありません。

 

冒頭に紹介した注文の多い料理店では、お店が出したメッセージが2人の紳士にピッタリだったので彼らは大喜びで意気揚々と入店しています。

 

メッセージはいかに「自分に向けたもの」なのかと理解してもらえるように作らなければいけないのです。

 

これは細かく話すとコピーライティグというスキルが必要になってくるのですが、まずは、ターゲットのことをよくリサーチしてみてください。

 

会社ではどんな問題がよく起こっているのか?何に不満を感じたりイライラするのか?それはどんなタイミングで感じたのか?それを解決しないとどうなるのか?そのせいでどんなことが起こったのか?

 

こういった内容をリサーチしてメッセージに入れ、DMやHPを作ると「自分に向けたもの」だと理解してもらえ、あなたの望むべき成果に繋がるでしょう。

 

今、届けているメッセージはターゲットに合っているか?不特定多数に向けたものになっていないか?

 

ぜひ確認してみてください!

 

ー高名一成

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