次世代型税理士の仕事術

成長したかったら現実を固定化してはいけない

From:福元友則

 

最近色んなところで自分より若い人と話しをする機会が増えました。

 

単純に自分が歳をとったからというのもあるし、僕たちがやっていることに対して若い人のほうが関心を示しやすいというのもあるのかもしれません。

 

というのも、やっぱり昔からある仕事で、昔からある技術だと、当然その業界の業界歴の長い人のほうが仕事ができるわけで、そこに新しく入ってくる若い人が面白さを見出せるかというと難しいと思います。

 

誰かに指示をされて、決められた作業をして、決められた給料をもらえればいい、そんな風に思う人は、別にそういう仕事でも気にはならないと思うかもしれないけれど、僕は若い人にはどんどん新しいことにチャレンジしてほしいと思うし、だから面白い仕事として、自分がやっていることが魅力的に見えるようにしなければいけないなと思っているので、色々質問されたりすると嬉しく思っています。

 

ただ、色んな人の話しを聞いていてすごく疑問に思うというか、それは違うと思うことも多いです。

 

「自分は面白い仕事がしたい、だからこの仕事はしたくない」

 

若いうちからこう思うのは間違っていると思います。

 

まずはなんでも経験してみるべき。

 

なぜなら自分が何に向いているのかまだわからないからです。

 

コンサルティング事業をするといっても、色々なスキルや業務が必要になります。

 

例えば、僕がコンサルティングの仕事をしたいと思った時、だからといって自分が何に向いているのかわからなかったので、人からすすめられることは片っ端からやってみました。

 

マーケティングのプランをたてることもそうだし、マーケティングを実際に動かすツール(例えばDM)をつくるために、そこに何を書くかというコピーライティングの勉強もそうだし、実際にそのツールをつくるために必要になるソフトも全部買って一通り使いかたを覚えました。(当時、adobeのソフトを全部揃えると40,50万円ぐらいするので買うのにだいぶ思い切りが必要でした。)

 

HPも自分で作って設定したし、動画の撮影や編集とほんとに色々やってみました。

 

その中で、自分が続けられてることだったり、楽しいと思うことだったり、人から感謝されることだったりが残っていって今の自分がやっている仕事になりました。

 

最初から今の仕事だけを選んでやっていた方が一見効率はよく見えるかもしれないし、実際に近道なのかもしれません。

 

でも、遠回りして色々経験してきたおかげで、そういった仕事を他の人とする時に、それを評価することもできますし、アドバイスをすることもできます。

 

自分ができないことややりたくないことを人に押し付けるのではなく、それが得意な人とお互い得意な分野で協力して仕事をスムーズにすることもできるようになります。

 

若いうちから、自分の仕事をこれにすると決めつけるのは早すぎると思うし、いくつになっても新しいことに挑戦して、本当に自分にむいていることを見つけるというのも大切なことだと思っています。

 

自分の現実を固定化してはいけないのです。

 

固定化してしまったらそこから変化はおきなくなりますし、そこからはずれる考えは受け入れれなくなってしまい、成長がとまってしまうと言われています。

 

税理士事務所などの専門サービス業は、結局そこで働く人次第なので、人が成長しないと事務所も成長しませんし、業績も伸びません。

 

そうならないためにも、ぜひ新しいことに挑戦するようにしましょう!

 

ー福元友則

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