From:高名一成
「与える人が、与えられる」
昨日参加したセミナーで講師がこのようなことを言っていました。
これは、旧約聖書でも「与えよ。さらば与えられん」と言われているような有名な表現で「自分が先に与えなさい。そうすれば与えられる」という意味です。
人は何かを欲しいと思ったら、それを手にいれるための方法ばかり考えてしまいます。
例えば、欲しくてしかたがない時計や車があれば、それを手にいれるためにいろんなことを考えます。どうやって支払っていこうか、どうやって家族を説得しようか、、、などと。
ビジネスで考えると、契約が欲しければ、お客さんに購入してもらうためにどうすればいいか?を考えます。
しかし、それだけでは手にいれることはできません。(とくにビジネスの場合)
成功している人は必ず先に自分から与えることをします。
与えてから、与えられているんです。
これが重要な理由はそんなに説明する必要がないと思いますが理由の1つに、人は何か恩を感じてしまうようなことをされた時、その見返りとしてその相手の要求を受けてしまうという習性があります。
これは心理学の世界で返報性のルールと呼ばれる有名な法則です。
相手のためを思って何かをすれば、それは必ず何かの形になって返ってきます。
返ってくれば、それに恩や喜びを感じ、また自分から与えることをし、それがまた返ってきます。
こうしてwin-winの構造ができあがります。
逆に与えることをしないと、搾取するだけになってしまうので、長期的な関係性を作ることはできません。
与えることをせずに営業をして、たまたまうまくいくことはあると思います。
でも、ほとんどの場合は1回、あるいは数回の取引ですぐに終わってしまいます。
ビジネスの鉄則である、1人のお客さんと長期的な関係性を築くことができません。
だから何をする時にでも、必ず自分から与えることをしなければいけません。
営業をする時は見込み客に先に何かを与えてから営業をするようにしましょう。それは情報でもいいですし、無料のコンテンツでも構いません。
他にもJVをする時は先に相手のメリットを優先した企画を考えてあげましょう。
そうすれば、必ず返ってきます。
それに、与えたということを自分が実感できれば、積極的に営業ができたり、自分にとってメリットがある企画を提案しやすい心理状態になるはずです。
しかし、中には与えたのにも関わらず返ってこない場合もあります。
きっとそれは、あなたが関わるべき人ではないということかもしれません。
これから、何をする時でも与えることを優先する、これを常に意識して行動していきましょう。
ー高名一成