from 福元友則
今かなり大きな変化の時代にいます。
例えば過去に農業が中心の経済から工業が中心の経済に移行したのと同じような変化が起きようとしています。
ですので、なにかを判断する時に過去の経験や成功体験が通用しません。
これからはデジタル社会になります。
そのデジタル社会で必要な知識やスキルは今までの経済でのものとは全く異なってしまいます。
本来であるならこの変化は何年、数十年と時間をかけて変化していくはずなのですが今回は数年の間に変わらなければいけなくなりそうです。
これから迎えるデジタル時代には、デジタル時代で成功するためのスキルや専門知識が必要になります。
そして経営としては、今いる人材のうち中堅や高齢の人を再教育したり、配置転換したりという判断をしていかなければいけないことになります。
もし従業員を生涯雇用しようと考えているならば、今後彼らを新しい時代でも戦力にできるよう再教育をしたり、彼らが活躍できる事業領域を作り出すことが経営者として求められてきます。
これは平成に時代にやってきた今までの経営(長い安定の時代)とは全く異なる経営判断と経営者としてのスキルが求められるということです。
今まではあくまで研修として従業員の教育をとらえていた先生も社長も今後はビジネス戦略の一環として取り組んでください。
これから進むべき方向を定め、そこで必要になる知識やスキルを習得できるよう継続的にサポートする環境を用意し続けれなければいけません。
ここを従業員の自発的な行動にまかせてはいけないかもしれません。
彼らのほとんどは今しか見てないからです。
会社の未来を見ているのは社長や所長などの経営者だけです。
教育をうまくやるポイントを1つ紹介します。
よくやってしまいがちなのは、社長や先生が進みたい道にあわせて従業員を再教育しようとしてしまうことです。
これをやってしまうと合わない人の離職を招きかねません。
ですので、先生の進みたい道と彼らが進みたい道があわさるポイントを見つけるようにしてください。
そして彼らが自分の進みたい道を進むサポートをしてあげてください。
トップダウンでの教育ではなく、パーソナライズされた教育を提供することで彼らのやる気を引き出したり、彼らの個性や強みを活かせることになります。
こういった研修や教育体制を構築することもここ数年でとても重要な課題になります。
ぜひ検討していってください。