From 福元友則
どんなビジネスであっても成長させることは難しいことです。
にも関わらず成長させている社長がいます。
さらにはそれを何年も何年も続けている社長もいます。
これらの社長に共通していることと違うことがあります。
まずは業種。
これらの社長がやっているビジネスの業種は様々です。
また一人の社長が色んなビジネスをやっていることもあります。
たいていの人は、成長する業種だから成長できて、成熟産業だと難しいと考えます。
全体的にはそういう傾向がありますが、どんな業種であれ成長のチャンスはあります。
業種によって違ってくるのは成長させれるかどうかではなく、成長フェーズにもってくまでのスピードです。
共通していることは成長のプロセス。
たまにラッキーで当てて、そこから自分が猛スピードで成長することで事業を成長させていくというとんでもない社長のいますが、ほとんどの人はだいたい同じようなプロセスをたどっています。
必ずといっていいほど共通しているのが「ニッチを決めること」
ニッチを決めたビジネスとニッチを決めていないビジネスでは成長のスピードも違いますが、成長の持続性も違ってきます。
たいていのビジネスはスタートした時、クライアントにできるのが主に知り合いになります。
それは自分の知人であったり、前職からのお客さんであったり。
またはSNSでつながっている人であったり。
人によって程度の差はあっても、この知人達に営業をし終わってしまうと成長がとまってしまうという人をたくさん見てきました。
そこであわてて交流会などに参加して人脈を広げて営業しようとするのですがこれがなかなかうまくいきません。
うまくいかない理由の一つ目は、時間がかかるということです。
知人に営業するのと違って、まだ知り合ったばかりの人に営業できるようになるまでには時間がかかります。
なかなか営業まで持ち込めないと困っている社長はたくさんいます。
それもそのはず相手は社長に興味があって知り合ったわけでもありませんし、社長のビジネスに興味があって知り合ったわけでもありません。
相手も新しいお客さんになってくれる人を探しているだけだからです。
ですので、そこから関係を築いて営業に持ち込むまでにはかなりの時間がかかってしまいます。
また別の理由もあります。
知人に営業するのと同じやり方ではうまくいかないという問題です。
知人は例え社長のビジネスに興味がなくても話を聞いてくれます。
社長の説明が理解できなくても、自分にどんなメリットがあるのか理解できなくてももしかしたら何か購入してくれるかもしれません。
ですが、知り合ったばかりの人にそうはいきません。
まず話もきいてもらえないからです。
ではそんな状況をどう打破するばいいのかというと、それがニッチを決めることです。
ターゲットを絞ったり、様々ある機能やメリットの中からどれかわかりやすいものに限定していくのです。
こうすることで焦点が絞れるようになり知人以外の人にも営業できるようになっていきます。
ニッチを決めた先に急成長であったり、持続的な成長が待っています。
ぜひ顧問先にアドバイスしてあげてください。