From 福元友則
今回はコロナの時代を勝ち残る条件についてです。
お客さんは同じ商品なら少しでも安いところで買おうとします。
わざわざ遠方のガソリンスタンドにガソリンを使っていくという本末転倒のような行動をしたりもします。
ですから、どこにでもある商品やよそと同じ商品と思われてしまってはいけません。
同じものであるなら安いところへ安いところへお客さんは移動していってしまうからです。
先生の事務所の顧問先も安いところ移動していってしまうかもしれません。
すぐにということもありませんし、もちろん残ってくれる社長もいます。
しかし同じものによそより多く支払っているという思いが消えることはありません。
これが経営にとってマイナスに働くことに異論はないと思います。
勝ち残りためには勝ち残るための商品を作る必要があるのです。
商品を作るというとおおげさにとらえる先生もいるでしょう。
決してそんなことばかりではありません。
メーカーから仕入れた商品をそのまま売ったら、他と違いを作り出せません。
しかし仕入れた商品に一手間加えたらどうでしょう?
他と比べて大きな違いはないかもしれませんが、他と同じではありません。
またこの一手間がお客さんにとって痒いところに手が届くようなことだったら、大ヒットするかもしれませんし、他の倍の価格で売れるかもしれません。
まずは既存の商品の差別化を考えましょう。
ポイントはお客さんから見て競合の商品と比較できなくすることです。
これを考える時によくやりがちなミスは今できることで考えてしまうことです。
これをやると、たいてい顧客目線でみると同じ商品にしか見えないという罠に陥ってしまいます。
そうではなく、明らかに違う商品にするのです。
安い方がいいけど、こっちのこの機能は捨てがたいんだよなと悩ませなければいけません。
差別化を考えるにはお客さんに聞くことです。
直接聞く機会を用意してもいいですし、会話を多くするようにすることで会話の中からヒントを得ることもできます。
それにお客さんと多く会話をするということは顧客満足度の向上にもつながります。
ぜひ税務顧問の差別化に取り組んでみてください。
顧問先の社長に色々と聞いてみましょう!