From 福元友則
僕が仕事をする上で強く意識していることがあります。
これは、成功している起業家を見て事業をする上で必ず大切にしなければいけないと痛感したことでもあります。
それが「神は細部に宿る」です。
成功している起業家は、この言葉を体現することで成功していきました。
正直、同じ専門家同士で仕事をすれば一見するだけでわかる違いはそんなにないかもしれません。
しかし、それは初心者目線でのこと。
プロから見れば大きな違いがあるものです。
事業をつきつめていくと、大きな違いが大きな結果の違いになっていることは稀です。
それよりも小さな違いが大きな結果の違いになっていることのほうが多いのです。
例えばマーケティングの話でいけば、成約率が0.9%と1%だと0.1%の違いしかいありません。
しかし売っているのものの価格であったり、そのお客さんから後々得られる売上や利益だったりを考えるとこの差が大きな差になってしまうことは多々あります。
またこれにより広告に投資できるかどうかの可否が別れてしまうところだったりすると事業規模に直結する課題だったりもします。
ですので、日頃から仕事の基準を高く持つようにしています。
ただ基準を安定して超えることは難しい。
いい仕事をしようとすればするほど、時間がかかってしまいます。
早くやろうとすればするほど、妥協しなければいけない部分がでてきます。
スピードと妥協は、基準を高く保つうえでのジレンマです。
おそらく先生も時間があればもっといい仕事ができるのに、、、
と思ったことは一度や二度ではないはずです。
そんな時は妥協してスピードを選ぶことで後々のクオリティアップにつながるかどうかを考えて選択しています。
マーケティングや営業の場合はスピードのほうが重要なことが多いです。
先程の例を使うと、早くリリースして成約率が0.9%だったとします。
この結果を受けて改善点を見つけ出し修正して次のリリースで1.0%にできるかどうかです。
最初から1.0%の成約率を出すために時間をかけて広告を作っても、どれだけ時間をかけて質を高めてみても結局リリースするまでわからないからです。
仕事の基準を高く持つためには仕事のスピードとスキルが必要です。
スキルの方は日頃からスキルアップに研鑽するしかありません。
(スキルアップに時間を使うということは、時間がたっても価値があるスキルを研鑽しないと意味がありませんのでご注意ください。)
しかし、スピートの方は自分の意識と仕事の進め方で変わってきますのですぐにでも取り入れられます。
ぜひ顧問先の社長にもアドバイスしてあげてください。