From 福元友則
毎日暑い日が続きますね。
8月7日が立秋だったことを考えてももう少ししたらだんだん暑さも和らいでくんじゃないかと思います。
暑さのピークはあと1週間ほどだと思いますんのでもう少し頑張っていきましょう。
今日は連休中ということで緩めの話題にしましたので気軽に読んでください。
僕は最近とてもショックな出来事がありました。
メッシのバルサ退団というニュースです。
大学生の頃からかれこれ20年以上バルサを応援しています。
色んな押しの選手とのお別れを経験してきましたが、こんなつらい別れははじめてでした。
今日はメッシの退団会見もあったので見てましたが、メッシが終始泣いていて思わずもらい泣きしそうでした。
記憶が定かではありませんが、メッシのトップデビューは16歳。
たしか日本でのプレシーズンマッチが非公式ながらトップデビューだったと思います。
当時期待のキラキラ星だったのが、20年ほどバルサ一筋で世界最高選手のまま退団を余儀なくされました。
たぶんあちこちのニュースサイトでニュースになってますので先生もご存知かと思います。
その日はニュースを見たたくさんの人から連絡たくさんもらいましたし。
メッシは今年も世界最高選手に送られるバロンドールの候補の1人です。
なぜバルサ一筋で世界最高の選手が退団しなくてはいけなくなったのか?
会社経営がダメになるよくある話と共通することがたくさんありました。
メッシが退団するのはスペインリーグの規約によるものです。
リーグがメッシの登録を認められないため、バルサに残せなかったのです。
スペインリーグにはサラリーキャップ制度があります。
サラリーキャップ制度ができたのは、スペイン人はその日ぐらしの習慣があるから経営がずさんになりやすいからとか。
サライーキャップ制度では人件費の上限は売上の70%までとなっています。
(正確には給料と移籍金の減価償却費の合計です。)
人件費が70%というのは会社経営において異常値です。
しかしバルサは2019年までは世界1の収入でしたので、表向きには人件費が高くても問題ありませんでした。(世界1の人件費です。)
だいたいですが、売上が900億円に対して、人件費が600億円。
人件費率がぎりぎり70%を下回るぐらいです。
この絶妙なバランスをコロナ禍がぶち壊しました。
スタジアムに観客を入れれなくなり、入場料と物販などの売上が消えました。
従来のビジネスモデルでの経営が難しくなったのです。
バルサの経営計画はずっと売上が伸びていくことを前提にたてられているものでした。
売上も世界1でしたが、人件費も世界1です。
3位のクラブと比べて1.5倍なのに対して、売上は3位のクラブの1.15倍ほど。
その人件費の高さは異常です。
ですのでギリギリのバランスで経営をしていると、売上が減り始めたら事態はとても困難になります。
今は給料の高いトップ選手から順番に移籍させなければいけないような事態になっています。
これは会社も同じです。
今は正常でも売上が減り始めたら今の人件費が異常値になってしまうかもしれません。
そう考えると人件費はできるだけ変動できるようにした方がいいです。
それから、経営をする以上は毎月毎年売上を増やし続けなければいけません。
そのために社長や先生は経営者としてマーケティングを主業務としなければいけません。(社内にマーケティングをまかせれる自分以上の人材ができるまではやりましょう。)
とくに今は時代の変化が早く激しいので少しも気が緩めれませんが、逆に攻め時でもあります。
社長の仕事はマーケティング。今以上にマーケティングに取り組んでいきましょう!