From:高名一成
「失敗したらどうしよう、、、」
「うまくできるかな、、、」
「できなかったら恥ずかしい、、、」
今まで経験したことがなく新しいことをやる時は少なからずこういったことを思ってしまいますよね。
このマインドブロックのせいでなかなか行動ができないということはよくあることです。
税務ではなく付加価値業務に取り組む時にこのマインドブロックにかかっている人をこれまでたくさん見てきました。
特にコンサル系の仕事には結果に決まった答えが無いので目標も立てずらいですし、参考にできるような事例もほぼありません。
反対に税理士業務は答えがある仕事です。
仕事の結果に決まった答えがあるので、目指すところもあるし参考にできることもあります。
そういった面では付加価値業務に比べるととっつきやすいかもしれませんが、結果が決まっている分、100点の結果を出さなければいけません。
これらは完全に仕事の特性が違います。
人のタイプによってどちらの仕事がいいかは分かれます。だから、その希望に合わせて業務領域を決めてあげるのも大切なことです。
例えば、これから付加価値業務を伸ばしていきたいという時に担当者を答えがある仕事を希望する人にしてしまったら、付加価値業務は進まなくなる可能性が高くなります。
その人のタイプと仕事がマッチしていないのです。
僕はそれが原因で付加価値業務がうまく進まない事務所をたくさん見てきました。
だから誰を担当者にするかは慎重に考えなければいけません。
事務所に税務はあまり好きじゃないとか、付加価値業務をやりたいという人言たら、その人は適任の可能性があります。
もし、そういう人がいない場合は新たに採用することも考えなければいけません。
嫌がる人に無理やりやらせてもいいことはありませんから。
ちなみに20人以下の事務所の場合はまずは所長先生が担当者として関わることをオススメします。
先生が積極的にやって成果を出すからこそ、職員さんが後についてくることが多いからです。
あとは、先生が関わらないと付加価値業務が経営にどんな影響をもたらすのか?が分からなくなってしまいます。
付加価値業務のいいところは、直接的な報酬だけではなく、税務顧問が増えたりとかブランディングとか副次的な成果が生まれることが多く、それが経営にいい影響を及ぼすことが多いのです。
このことは担当として関わらないと分かりません。
もちろん、こういったことを一通り把握してから離れるのはOKです。経営者である所長の仕事は経営ですからね。
今日お伝えした内容はどの事務所でも必ずある悩みだと思います。でも、これは放置できる問題ではありません。
ぜひ、時間をとってゆっくり考えてみてください。
ー高名一成