From 福元友則
12月は来年のことを考える先生も多いかと思います。
売上の予測をしてみたりと計画をたてる機会でもあるでしょう。
しかしせっかくの機会ですから、ただ予測にもとづいて計画をたてるだけではなく
どうやったら来年を飛躍の年にできるか考えてほしい。
そんな先生にぜひ考えてみてほしいテーマがあります。
それは、、、
自社を競合他社から際立たせるにはどうしたらいいか?です。
まあよくある言葉でいうと差別化のことです。
ただ差別化についてはけっこう勘違いされていることも多いので注意が必要です。
というのも差別化は他社よりよくすることが重要だと考えている先生や社長が多いからです。
差別化は、例えば他社より品質を高めるといったようなことではありません。
差別化は、お客さんからみて他との違いが分かるようにすることが重要です。
良さよりも違いが重要だということです。
隣の事務所とくらべて何が違うのか?
例えばグーグルで検索して先生の事務所の前と後に出てくる事務所のホームページをお客さんがみたとき、先生の事務所はここが違うところだとすぐにわかるようにすることです。
それは監査をしっかりしているとか、決算の品質がいいとか、そういうことではないよと。
うちのこれ(商品やサービス)はよそにはないよいえることが重要なのです。
正直、税理士事務所のホームページをみているとどれがどこの事務所のホームページだったかわからなくなるぐらい内容に違いがありません。
試しに「税理士 先生の事務所がある市区町村名」でぐぐってみてください。
わかりづらければ「税理士 渋谷」でもいいです。
お客さん目線で見ると違いがわからないので’事務所選びできないと思います。
まずはお客さんがすぐにわかる違いをつくることです。
次にその違いがお客さんにとって魅力があればあるほど有効になります。
先生が差別化で目指すべきなのは、お客さんにとって頼りになる存在です。
経営で困ったことがあったらまず先生に相談しようと思ってもらえるそんな存在です。
今もそうなっている先生もいらっしゃるかもしれませんが、ほとんどの先生はもっと限定的に頼りにされていると思います。
ぜひ次の質問を考えてみてください。
「よその事務所ではなくうちの事務所を選らんでもらわなければいけない理由は何か?」
お客さんがよそを選んだら大変なことになる、うちを選ばないといけないという理由です。
もし今思い付かなくても大丈夫です。
ほとんどの先生が同じ状態です。
そんな先生こそ来年はこの理由づくりをするというのが税理士事務所の経営を繁栄発展させる鍵になります。
ぜひ時間をとって考えてみてください。