from 福元友則
今日は5月30日。
あと2日で5月も終わります。
2022年が5ヶ月を経過するということでもありますし、税理士事務所にとっては約半年に渡る繁忙期が終わるということでもあります。
毎年毎年大変だと思いますが、今年も色々と大変だったようですね。
色んな先生からあれこれお話を伺ってます。
そんな中で特に増えてきた声が毎年毎年大変になっていく一方で割りに合わないということだったり、もう来年はやりたくないという声だったり、、、
そんなお話を伺うたびに伝えているのが、繁忙期が終わってほっと一息つきたいところだと思いますが、やるべきことがあるということです。
というのも、今年忙しすぎたのには理由があります。
今年大変だったのにも理由があります。
もしその理由に目をつむってまた来年をむかえたらどうなるでしょう?
今年はたまたま忙しすぎただけですか?
今年はたまたま大変だっただけですか?
きっとそんなことはないはずです。
ですので、このまま何も手をうたずに来年をむかえたらもっと大変なことになってしまうかもしれません。
いつもこの時期になると思い出すエピソードがあります。
今年はたまたま辞めた人がいたから大変だっただけ。
来年は大丈夫ですよと言っている先生がいました。
次の年、その先生に何が起きたと思います?
やっぱりスタッフが辞めちゃったんですね。
しかも前の年よりも辞めた人が増えてしまったんです。
その年は地獄のような忙しさだったそうです。
あまりの大変さからそのままにしていたらまた次の年も辞める人が増えてしまって、繁忙期があけると求人をして、繁忙期に人が辞めての繰り返し。
その結果、スタッフが入れ替わっていき1部のベテランをのぞいて全員入れ替わってしまったそうです。
そんな状況ですから当然品質はガタ落ち。
クレームも多発して顧問解除も頻発。
なんでこんなことになってしまったのかと嘆いていました。
最初のときにきちんと対処していたらこんなことにはならなかったのかもとこぼしていたのが印象的でした。
歯車が逆回転しはじめると止めるのに精一杯でもとに戻せなくなることや時もあります。
ですからそうならないためにも、ぜひ繁忙期あけに問題点の洗い出しや改善に着手していきましょう。
もちろん少し休んでいただいてかまいません。
でも鉄はあついうちに打てですから早めに取り組んでいきましょう。