From:高名一成
「なかなか理解してくれないんですよ…」
先日会った社長がこんなことを言っていました。
その社長はつい最近新しい商品を開発してリリースしたそうなんですが、売れ行きがよくないみたいなんです。
商品の良さやメリットをお客さんがなかなか理解してくれない、、、
使ってさえもらえればどれだけ良い商品なのかが分かるはずなのに、、、
みたいなことをずっと言っていました。
「良い商品を作れば売れる」という考えは現代社会のセールス、マーケティングにおける最もよくある間違いです。
今の時代は良い商品が売れる時代ではありません。
良い商品が売れる時代だったのは、まだ商品も情報も少なかった高度成長時代の話です。
今は良い商品を作っても同じような商品で溢れかえっている時代なので、それだけでは売れません。
重要なのはお客さんが求めているものに合わせることです。
どれだけ良い商品であっても、お客さんが求めていなければなかなか売れません。
日本はもの作り大国として成長してきたので、商品に目が向きがちですが、考えなければいけないのは商品よりお客さんです。
だって買ってくれるのはお客さんですからね。
そう考えた時に、時には自分の今の事業領域を超える商品が必要になることもあります。
成長する企業や事務所はここに適応しています。
僕たちは税理士に顧問先の売上アップのコンサルやアドバイスをすることをオススメしています。
多くの中小企業が売上に困るなか、税理士はその悩みを一番間近で見ている存在だからです。
きっとあなたの顧問先も売上に困る社長が多いのではないでしょうか?
その時に社長は売上についてボヤいたり、相談してくることがあるのではないでしょうか?
これは、お客さんが売上アップを求めているということを現し、税理士にとって大きなビジネスチャンスです。
ここで、本業は税務だから、、、と言ってしまうとこのチャンスを逃すことになってしまいます。
伸びている事務所は税理士としてではなく、顧問先の戦略的パートナーとして関わり、顧問先が求めているものを商品化して提供しています。
今は税理士も税務の範囲を超えたサービスを提供する時代です。
ぜひ、既存事業に捉われず、既存事業の良さを活かしつつお客さんの求めることに応える事務所作りをしていきましょう。
そうすることで、お客さんから選ばれる事務所になり儲かる事務所になります。
これが令和に成長し続ける事務所の秘訣です。
ー高名一成