from 福元友則
1年のはじまりの時期や年度のはじまりの時期によく相談されることがあります。
それは目標設定と目標達成について。
もしかしら、先生も今がまさにその時期かもしれませんね。
その他にもこれからたくさんの社長や個人事業主と会って話をする機会もおおいかと思います。
また来季の計画の話をする機会も多いかと思いますので参考にしてください。
目標達成を計画する上で、先行指標を設定し、先行指標に基づいて行動するようにしましょう。
なぜなら先行指標は、目標達成のための測定基準だからです。
にも関わらず、ほとんどの社長は先行指標を設定していないどころか、先行指標が何かもわかっていません。
ほとんどの社長が目標設定の時にやっているのは遅行目標の設定です。
遅行指標は目標が達成できたかどうかを教えてくれる指標です。
ですので、一見間違っていないように見えますが、それだと夢を紙に書くと実現するといった自己啓発やスプリチュアルのようになってしまいます。
遅行指標は結果そのものであるため、遅行指標に対して何かできることは特にありません。
それに対して先行指標は目標が達成できそうかどうかを教えてくれる指標です。
ですので、先行指標のほうは、自分でどうにでもすることができます。
目標達成できないケースで、先行指標を定めていなかったり、先行指標に基づいた行動ができていないことが多々あります。
例えば、売上をいくらにするというのは結果なので遅行指標になります。
そこを売上をいくらにするためには見込客が何人必要だから見込客を毎週何人集めるという目標設定をします。
見込客を集めるというのもまだ結果よりなので、見込客を何人集めるためにSNSに毎日1回は投稿するとか、広告を運用するとか、勉強会を開催するとかより前の行動を考えていきます。
そうやって先行指標になるものをみつけ。それを管理していきます。
遅行指標の場合は、月や四半期、年単位で管理するものですが、先行指標の場合、それでは遅すぎます。
毎日、もしくは週単位で管理していきます。
先行指標を達成したことで、遅行指標がどうなるのかを確認します。
先行指標と遅行指標が、原因と結果の関係になっている場合、先行指標の達成度合いが伸びることでで遅行指標の数字も伸びていきます。
もし目標達成のために遅行指標を管理してしまってたら、先生は目標達成に向けてほとんど影響を及ぼせていないことになります。
遅行指標は、達成しようとする結果の測定基準だからです。
そのデータが出てくるころには、結果は出てしまっているのでもう時すでに遅し。
しかし先行指標は違います。
先行指標は、結果を予測できるものだからです。
そして影響を及ぼすことができるものだからです。
先行指標を設定しましょう。
目標達成に重要なのは、先行指標のデータなのです。
もし遅行指標をみて経営するのなら、それはバックミラーをみながら車を運転するようなものです。
顧問先の社長にアドバイスをする際の参考にしてください。
また先生の事務所の経営でも先行指標、設定してみてください。