from 福元友則
たくさんの社長と話をしていると成功の仕方を誤解していることに気づきました。
成功していたりうまくいっている事業を見てうらやましいなと思ったことがきっとあると思います。
だいたいの人がそれと同時に思うのが、そのアイディアを思いついていたらなという後悔のような感情です。
もしくは、そのアイディア自分も思いついたことがあったというこちらは完全に後悔です。
ほとんどの社長は、完璧なものを求めています。
完璧なアイディア、完璧な商品、完璧なスタッフ、そして完璧なビジネス。
でも完璧なアイディアで成功することはできません。
完璧な商品で成功することもできません。
完璧なスタッフで成功することもできません。
もちろん完璧なビジネスで成功することもできません。
なぜなら成功するビジネスで最初から完璧だったものはないからです。
ピクサーも元CEOエド・キャットムルはこのことをこういっています。
「なんでも最初は醜いものだ」と。
「ピクサーの作品だって最初は見られたものではない」と。
キャットムルによると、どんなストーリーでも最初は「ぎこちなく、不恰好で脆弱で、不完全」なのだそうです。
何百ものひどいアイディアがあって、ウッディもバズも生まれたのだそうです。
スタンフォード大学のロースクールで博士号を取得し、プリンストン大学でも博士号を取得した人が外国語を学びプロセスについてこう説明しています。
「1000個のビーズがつまったバッグを持っていると想像してみてください。
外国語で人と会話をするとき、間違えるたびにビーズを1つ取り出します。
袋が空になれば、レベルアップです。
早くたくさん間違えれば、それだけ上達も早くなります。」
何か新しいことを学びたいと思いながら、なかなかはじめれない。
そんな時にはこのことを思い出してください。
失敗なくして取得はありません。
成功は失敗の延長線上にあります。
失敗から学ぶこと、これが成功への唯一の近道です。
もし完璧からはじめようと思ったら間違いなく成功できません。
もう少しよくしてからではなく、ゴミから始めてください。
もちろんゴミから始めることには抵抗があるでしょう。
こんなもの人には言えないし、人には見せられないと思うかもしれません。
でもだからこそ早くゴミをどうにかしたいと思い、成功に近づけていけるのです。
新しいことを始める時には、ゴミから始めるようにしてみましょう!