from 福元友則
色んな人の相談にのっていると気づくことがあります。
あ、この人まだ情報が足りないと思い込んでいるなと。
本当は足りないのは情報ではなく行動であるパターンはよくあります。
もちろん情報は必要です。
情報収集はビジネスには必須です。
でも自分に必要な情報が何かだったりどれだけの情報が必要なのか把握している人はとても少ないです。
情報収集をはじめるとどんどん新しい情報を求めるようになります。
何か足りない気がしてもっと情報を求めるのでしょうが、たぶん足りないのは単なる情報ではなく試した結果側の情報です。
SNSを中心にとんでもない量の情報が毎日毎日発信されています。
情報が溢れかえっています。
たくさんの情報、しかも自分の知らない情報、、、
もっと勉強しないと、
もっと情報収集しないと、
と思ってしまいがちです。
時代においていかれないようにするにはもっともっと情報収集したほうがいいのでしょうか?
情報量が増えるということは、情報収集する量ももっと増やさないといけないのでしょうか?
情報の発信速度が早くなるということは、情報を収集する速度ももっと早くしないといけないのでしょうか?
もちろんそんなことはありません。
例えば、マーケティングやセールスの考え方というのは、昔から今に至るまでほとんど変わっていません。
今web広告などで売れている広告文と50年前のDMに書かれてた広告文。
ほとんど変わっていません。
むしろ50年前のDMに書かれている古臭い広告文のほうがいい広告文が多かったりします。
例えばマーケティングを学べばすぐにでくわすポジショニングやUSP。
これらが提唱されたのはもう何十年も前のこと。
まだインターネットがない頃の話です。
ポジショニングの大家ジャック・トラウトとアル・ライズがポジショニングの本を出したのは何十年も前の話です。
ロッサーリーブスがUSPと言ったのももう何十年も前のことです。
今でもポジショニングは以前と変わらずどころか今のほうが大事です。
インターネットやSNSが台頭し競合がひしめき競争がより激しくなっている今のほうがポジショニングやUSPの重要性は高まっています。
時代が変わればツールは変わります。
でもやるべきことや伝えなければいけないことはそんなに変わりません。
なぜならマーケティングとは人を魅了することで行動を変えることだからです。
人を魅了する方法は今も昔もたいして変わりません。
新しい情報も大事ですが、それよりも昔からずっと伝えられていること(原理原則)のほうが重要だったりします。
自分は何を知っていて何を知らないのか?
もし知らないことが最新の情報だったら足りないのはたぶん行動してテストすることです。
ぜひ時間をとって考えてみてください。