From:高名一成
先日、顧問先への売上のアドバイスのやり方をお伝えするセミナーを開催しました。
そこに参加した、1人の先生が理由をこう話していました。
「AIが台頭してきて、業界向けにもAI活用を教える研修が多いんです。ただ、根本的な部分が抜けている気がしています」
「大切なのはこのAI時代に税理士としてどういう価値を提供すればいいのか?顧問先にとっての価値をきちんと提供できればAIなんて脅威じゃないと思っているんです」
研修の中身は税理士がAIをどう使うか、どう効率化するか、顧問先に使い方をどう教えるかといったものだそうです。
そう考えたときに顧問先は売上に悩んでいるところが多いので、そのヒントになればと思って参加されたそうです。
顧問先の売上アップはウチが推していることでもあるので、こういう先生が来てくれるのは嬉しいです。
AIは確かに税理士の脅威!
Claudeや、最近だとGPT-6のAstraなど、かなりヤバいと世の中で話題になっています。
僕もこれまで何回かAI関連のセミナーに参加したことがありますが、どの講師も「税理士に頼んでいることはAIでできます」と参加者を啓蒙していました。
しかも、その場でデモをやって見せて驚愕させているんです。
税理士に仕事を頼む側の人たちが税理士に頼まなくてもAIで済むと教わっています。
業界の外でこうやって啓蒙されているので、AIは確かに脅威です。
AIの使い方より顧問先への提供価値!
僕はこの時代に改めて考えるべきはAIの使い方ではなく、参加された先生が感じていたとおり、どんな価値を提供していくかが大切だと考えています。
お客さんが求める価値は環境に合わせて変化するものです。
AIが当たり前になれば社長が税理士に求めるものも変わっていきます。
その変化に合わせて価値を提供し続ければAIは脅威ではなくなります。
じゃあ、どんな価値を提供していけばいいのか?
顧問先は売上に悩んでいるところがとても多いです。
参加された先生が売上のヒントを求めて来たのもそのためです。
顧問先の売上アップはAIに代替されづらい!
売上のアドバイスはAIに代替されづらいものの1つです。
AIに顧問先の売上を増やす方法を聞けば何かしらの答えは教えてくれます。
ただ、それは概論であり、目の前の顧問先に当てはまるかというと、ほぼそんなことはありません。
顧問先ごとに状況が違うからです。
それに、AIにやり方を聞けばいいのなら顧問先の社長が自分でできます。
でも、実際にはできません。
AIの答えを読んでも、社長は自分の会社にとって最善の策や最適な策を見つけられていませんし、判断もついていません。
おのおのの状況に合ったものを出すのはAIには難しいです。
出てきた答えが本当に使えるかどうかを見極める知識と知見は欠かせません。
ここは人が介在するべき部分で、人じゃないとできない仕事です。
顧問先の社長も専門家に寄り添ってもらった方が安心しますし頑張れます。
今後はこうやって社長に寄り添ってくれる税理士がより求められると思います。
これがAIに代替できない価値です。
AIに代替できない価値を提供しよう!
税理士業界はまだまだAIをどう使うか、どう効率化するかに目が向いています。
その分、顧問先への提供価値を作ることに取り組んでいる先生は少ないです。
だからこそ、今のうちに取り組めば顧問先から選ばれるようになります。
売上に悩んでいる社長はあなたの顧問先にもいるはずです。
その悩みに応えることがそのまま提供価値になり、参加された先生のように「AIなんて脅威じゃない」と言えるようになります。
AIの使い方ももちろん重要ですが、それより先に顧問先への提供価値を考えましょう。
AIに代替できない価値を提供すれば脅威ではなくなります。
-高名一成
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