from 福元友則
先日
NIKEがS&P100から外れる
というニュースがありました。
僕はNIKEが好きで
スニーカーもかなり持っているので
NIKEのことはけっこう詳しいです。
ここ数年
スニーカーブームが去った
NIKEの株価が低迷している
NIKEのスニーカーが売れなくなってきた
そんな話を
よく聞くようになりました。
思わず勘違いしてしまいそうです。
でもNIKEは今でも
圧倒的な業界1位です。
2026年度のNIKEブランドの
シューズ売上だけで約295億ドル。
業界2位のadidasの
シューズ売上は約142億ユーロです。
通貨が違うので
単純には比較できませんが
それでもNIKEが
どれだけ大きな会社なのかは
わかると思います。
しかもNIKEは赤字になったわけではありません。
2026年度も約31億ドルの純利益を出しています。
それなのに株価はピーク時から大きく下がり
S&P100から外れることになりました。
なぜでしょうか?
もちろん理由は一つではありません。
中国市場
販売戦略
ファッショントレンドの変化など
いくつもの要因があります。
でも僕がNIKEを見てきて
大きかったと思うことの一つが
商品開発です。
NIKEには
キングオブスニーカーと呼ばれるAir Jordan 1があります。
他にもAir Force 1は世界でもっとも有名で
長く売れ続けているスニーカーの1つです。
昨年30周年をむかえたNIKEブームの立役者の
エアマックス95もあります。
過去につくった
ものすごい売れ筋商品がたくさんあるのです。
NIKEはこれらのヒット商品に依存しすぎてきました。
復刻する
カラーを変える
コラボなどの限定商品として発売する
これでバンバン売れてきました。
それだけ
過去にすごい商品を
つくってきたということです。
当然会社としては売れる商品を売ります。
今の売上と利益を考えれば合理的です。
でも売れ筋商品に寄りすぎた結果
NIKEを代表するような
新しいテクノロジーを使った商品や
新しいヒット商品が出てこなくなりました。
新しい商品開発よりも
過去の売れ筋商品に寄りすぎてしまったのです。
NIKEのテクノロジーを示すエアマックスシリーズは
2017年頃まではその年を冠した新しいモデルが毎年のようにでていましたが
その後は以前ほど目立たなくなっていきました。
一方で業界2位のadidasは
2025年にシューズ売上を
為替影響を除いて12%伸ばしています。
ランニングに限れば
30%以上伸びています。
つまりスニーカー市場そのものが
なくなったからNIKEが苦戦しているわけではないのです。
ここで大事なのが
売れ筋商品と商品開発では
役割が違うということです。
売れ筋商品は
今の売上と利益をつくる商品です。
商品開発は
未来の利益と事業をつくるための仕事です。
今利益が出ていることと
3年後5年後も利益が出ることは
まったく別の話なのです。
これ税理士事務所だったらどうでしょうか。
今は税務顧問
決算申告
相続など
すでに売れている商品があります。
これらが
今の事務所の売上と利益を
つくってくれています。
では3年後5年後の事業と利益をつくる商品は
今開発しているでしょうか?
税務顧問が今売れているからといって
未来も同じ商品が
同じように売れるとは限りません。
AIが進化する
税務の価値が変わる
顧問先が求めるものも変わる
だからこそ今の商品が売れていて
利益が出ている今のうちに
未来の商品をつくる必要があるのだと思います。
例えば
もっと売上を増やしたい
もっと会社を良くしたい
そんな社長のニーズに応える商品を
今からつくっておく。
それも税理士事務所の
商品開発の一つです。
売れ筋商品は今の利益をつくる。
商品開発は未来の利益と事業をつくる。
先生の事務所では
3年後、5年後の事務所のために
今どんな商品の開発に取り組んでいますか?
PS.
今後の励みになるのでメルマガの感想や質問をいただけないでしょうか?
面白い質問は今後のテーマにさせていただきます!
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