経営戦略

銀行が大ピンチ?!

From:福元友則

 

「あれっ?今日はATM休みなのかな?」

 

最寄駅の目の前のマクドナルドの中にUFJのATMがあるのでよく利用していたのですが、珍しくシャッターがしまっていました。

 

貼り紙がしてあるので近寄って見て見ると「5月31日をもちましてATMは終了となります。」みたいなことが書いてありました。

 

最近、銀行のATMや店舗閉鎖が結構なスピードで起こってます。

 

デジタルの時代なのだから、ATMや店舗ではなくネットバンキングを使って欲しいということなのでしょう。

 

ATMや店舗の利用者数も減る一方で維持費は固定でかかるので利益を圧迫しているのもあるでしょう。

 

今までは銀行は一等地に必ず店舗を構えていましたが、これからは裏通りにどんどん移っていくという話を聞いたこともあります。

 

銀行は時代の要請でビジネスモデルを大転換しないと生き残っていけなくなっているのです。

 

2019年3月期決算では、軒並み減益か赤字という悲惨の状況があかるみにでました。

 

これは一過性のものではなく、2020年も同様もしくは悪くなる見通しのようです。

 

銀行はお金の貸し借りを仲介する中で金利差をりざやとして稼ぐビジネスモデルでやってきました。

 

今は空前の低金利のためりざやが発生しない(もしくは逆ざやになる)ためこのような事態になっていると見る人もいるようですが、そんな程度のものではありません。

 

近年、デジタル革命で仲介という仕事は消滅の危機にあります。

 

デジタル革命は、人と人をかんたんに低コストでつなげることができるところにあります。

 

ですから、資金需要ができた時に、今までは銀行からお金を借りるしか手段がなかったのが今は直接お金を持っている人から出資をしてもらうことも可能になってきました。

 

大きな商流の変化です。

 

仕事そのものの需要がなくなりつつあることがわかっているため、ビジネス領域をどこにするのか決断しなくてはいけないし、それは経営者だけのことではなくそこで働く従業員も変化を受けいれ環境に適応していかなくてはいけません。

 

おそらくメインのお客さんである企業の問題を解決していくコンサル集団になっていくのだろうと思います。

 

事業領域を変える時に1番確実なのは、今やっていることを他の人に提供するか(エリアを変える)今いるお客さんに違うものを提供することだからです。

 

そして販売するものがソリューションとなれば、信頼や人間関係がないとかんたんに事業化できないため、そこを最大の強みとして活かしてくのではないかと思われます。

 

こうした革命は銀行だけではなく、様々な業界に起き始めています。

 

デジタル革命に少子高齢化社会と時代を変化させるものが同じタイミングで重なってしまっているためです。

 

税理士業界も同様に変化を強要されるでしょう。

 

この変化をピンチにするか、チャンスにするか?

 

それは経営者である先生の決断次第です!

 

ー福元友則

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