From:福元友則
仕事には「ルーチンワーク」と「プロジェクトワーク」があります。
ルーチンワークは、毎日繰り返し行うことになる仕事。
プロジェクトワークは、始まりと終わりがある仕事。
この2つのタイプの仕事のバランスをとるのが経営上重要になります。
ルーチンワークしかない会社の場合、今の仕事を効率よく行うことはできていますが、会社の中に新しい仕事がないケースがほとんです。
結果として今後業績を伸ばす芽がないことになり、また風土としても失敗を避ける人が増え、徐々に業績が下がっていくことが多いです。こういう会社は、営業やマーケティングに問題を抱えているケースが多いです。
逆にプロジェクトワークが多い会社の場合、社内がドタバタしていて問題が山積み、経営側にかなりマネジメント能力を求められます。
ただし新しいことに対する抵抗感はなく、社内がバタバタしているのにもかかわらず社内の雰囲気はよかったり、業績はどんどん伸びていく傾向にあります。
前者の会社は老舗企業。
後者の会社はベンチャー企業をイメージしてもらうとわかりやすいかと思います。(もちろん例外はたくさんありますので、あくまでイメージです。)
両者のうち、どちらが生き残りやすいのかと言われれば、どちらがどうとは言えません。
ただし、前者は数年ないに倒産することはないものの、倒産にむかってゆっくり進んでいっているのは確実です。
今のビジネスモデルのままであれば、人口減少の影響をそのまま受けてしまうからです。
後者は数年ないに倒産する可能性もありますが、将来ずっとグロースしている可能性もあります。
経営にとって、どちらも重要です。
ですから、どちらかを選ぶのではなく両ドリするべきです。
つまり、自分が前者だと思ったら後者のやり方を取り入れていく、
後者だと思ったら、前者のやり方をとりいれていくことが重要です。
税理士業界の場合、ルーチンワークが多い事務所の方が多いと思います。
ですので、プロジェクトワークをはじめる、もしくは増やしていくことが課題になる事務所が多いと思います。
今業績を伸ばしている事務所は、従来のように、ただ税務顧問を増やすというのではなく数年前にはじめたプロジェクトワークが成果をうみ、結果として、業績が伸びているというところが増えてきています。
ルーチンワークとプロジェクトワーク、ぜひ意識してみてください!
ー福元友則