From:福元友則
ある時ふと、日経ビジネスの「会社が儲かる理由って何?」に経営学者が出した答えという記事を見つけました。
企業の「儲かる・儲からない」を決める要因は色々言われるけど結局何なのか?
産業による違いは大きいです。
そもそも業種によって利益率や収益率が違うためです。
高収益の業界もあれば、低収益の業界もあります。
経営資源で「人、物、金、情報」とよく言われます。
これは成長の遅い順に並んでいます。
成長の早い順は、情報>金>者>人となります。
ビジネスで扱っているものが情報であれば成長が早く、人であると成長が遅くなります。
情報産業とサービス業だと情報産業の方が成長が早いということです。
しかし、競争の激しさはその逆になります。
人と人とのつながりはかんたんに変えれませんが、情報を変えるのはかんたんだからです。
そのため何業をやるかによって儲かりやすいかどうかはある程度決まってしまいます。
しかし、儲かりにくい業界でも儲けている人はいます。
うまく差別化している会社は儲けている傾向にあります。
最終的には、どんな業界であろうと儲けている会社があるということから、やはり経営のやり方次第という結論になっているようです。
なので、経営ではまずこの2つをしっかり押さえることが重要です。
何をやるのか?
どの業界に参入するのか?
難しい業界に参入すれば、優秀な人でも儲けることは難しくなるでしょう。
反対に簡単な業界に参入すれば、誰であっても儲けることができるでしょう。
では、ここでいう難しいとかかんたんとかは何か?
色々な要素がありますが、まずは成長する業界か、縮小する業界かになります。
伸びていく業界であれば、平均的な会社であっても成長できますし、反対に縮小していく業界であれば、よほど優秀でないかぎり成長させるのは難しいでしょう。
ですから、どの業界が伸びるのかをよく観察することは経営者としてとても重要です。
さらに、自分の事業とシナジー効果があるか。
特に既存のお客さんに対してさらなる商品、サービスを提供できる成長業界に参入することは、最初の顧客獲得をかんたんにすることにつながり事業が立ち上がりやすくなります。
本業をやりながら、複業を行うのがかんたんになるということです。
今後税理士事務所が成長していくには、新しい成長分野に参入していくことが必須になります。
ですので、どこに参入することがチャンスなのか?
シナジー効果が出るのか?
こうした点を注意深く見ながら探してみてください!
ー福元友則