from 福元友則
今すごいスピードで時代が動いてします。
普段であれば10年で起きるぐらいの変化が1年の間に起きようとしています。
特にテクノロジーの進化がその変化のスピードを牽引しています。
例えば、今1番優秀なインターネット上の広告媒体はフェイスブック広告だと言われています。
数年前まではグーグルアドワーズでした。
事実、GAFAの1角であるグーグルの収益源はグーグルアドワーズ、つまり広告収入です。
では、なぜフェイスブック広告に負けてしまったのか?
理由は主に2つあります。
1つはスマホの普及。
それまでインターネットを使うのは主にパソコンでした。
パソコンでグーグルクロームをたちあげて検索をするという行動をほとんどの人がとっていたので、検索エンジンの雄であるグーグルをみんな使っていました。
検索すればそこに広告が出て、収益につながるという見事なビジネスモデルです。
ところがスマホが普及しだしてから人々の行動が変わりました。
パソコンを使わなくなったのです。
パソコンからスマホへのシフトはいろんなものを変えました。
まずはブラウザーからアプリへ。
そして検索もブラウザーからSNS(口コミ)へとシフトしました。
今の若い子は、パソコンの使い方がわからない人もいるそうです。
また検索のやり方もわからない人もいるそうです。
それに伴って、コンテンツもテキスト主体のものから画像主体のものに変化していってます。
昔は読むものだったのが、今は見るものに変わりつつあります。
今後はこれが動画になっていくはずです。
2つ目の理由は、AIの発達です。
フェイスブック広告が優れているのは、ターゲティングの性能。
フェイスブックは早くからAIに注目しこれを導入することで、広告主に最適なターゲットを自動で導き出せるようにしました。
19世紀から20世紀頭にかけての広告とマーケティングのパイオニアと言われているジョン・ワナメイカーはこんなことを言っています。
「私が広告に投資するお金の半分は無駄金だ。
問題はどちらが無駄金かわからないことだ。」
フェイスブックはAIの発達によりこの半分の無駄金の部分をなくすことに成功しつつあるのです。
グーグルが検索した人に広告を見せるのに対して、フェイスブックはただ友達の近況を見ているだけの人に広告を出せるのです。
しかも、買いそうな人にだけ。
これがフェイスブック広告が優秀な理由です。
このような変化はどの業界にも起きます。
しかも、今までになかったものがある日突然現れるという形で。
ですので何でも色々と挑戦してみたり、試してみたり、テストすることをおすすめします。
変化のスピードが速すぎて、他の人の結果をみてからという様子見をしていてはやるのが遅すぎるということになりかねませんので。