From:福元友則
先日、日経ビジネスを読んでいたら「隠れ高収益企業」という特集をやっていました。
業界を代表するような大手企業ではない。
詳しい事業内容が広く知られているわけでもない。
にもかかわらず、巨大企業に負けない利益率を誇る。
そんな「隠れ高収益企業」の特集です。
超高収益を生むためのポイントを10の源泉にまとめてましたので、その中から3つほどコメント付きで紹介したいと思います。
源泉1:受注を絞ること
営業エリアを絞る
ターゲットを絞る
などなど
単価の見合わない見込み客にはきちんとお断りするようにするのも受注を絞ることの1つになります。
コンサルに入ると必要のない不採算店、不採算商品などなど出てくるケースがあります。始めた経緯など確認しないといけませんが、投資ではなく浪費になっているものは思い切って削って、どこかに集中するようにすることで企業が生まれ変わることもあります。
源泉3:面倒を引き受ける
これはアメリカでも流行っているというかトレンドになっているそうですが、英語でDone for themといいます。
彼らの代わりに行うという意味になるのですが、主にビジネスで使われる時は代行のことをさします。
情報がネットの影響でどんどん無料になっていってるため、情報を提供することをビジネスにするのではなく、その情報を自分でうまく使いこなせない人のために代行してあげるというのがビジネスの主流になっていっているそうです。
これから日本でもDone for them型のビジネスが増えていくと思います。
源泉4:本業以外で稼ぐ
今は1つのビジネスモデルが10年もたないと言われています。
しかも時間を追うごとにどんどんその寿命は短くなっていっています。
有名企業もみんなに知られているビジネスではなく、別の収益源があったりします。
例えば、Amazon。
ECが有名かと思いますし、ほとんどの人が利用したことあると思いますが、ECではあまり利益は出ていません。(あえて出ないようにしているところもあると思いますが。)
では、どこで儲けているのかというと、利益はクラウドサービスからだったりします。
あまり知られていませんが、Amazonは世界最大級のクラウドサービス会社でもあります。
世界有数のアクセスが集まるわけですから、セキュリティ、サーバー負荷、決済、どれをとっても世界最高峰なわけでそれを、他の企業にも使えるようにしているのです。(amazon クラウド とかでぐぐってもらうとサービスもでてきます。)隠れた強みを活かして稼いでいるのです。
この3つ、特にこれからの税理士事務所のビジネスの構造を変えていく参考になると思いますので紹介しました。
他にも7つ源泉としてまとめられていますので、気になる方はぜひぜひ雑誌を読んでみてください。
ー福元友則