from 福元友則
先生は呑んだ時、締めのラーメンは食べる派ですか?
僕はある時から締めのラーメンを食べなくなりました。
以前は呑んだあとでスープカレーを食べてた時もあるぐらい食べる派でした。
ではなぜ食べなくなったのかというと、呑んでからラーメンを食べると二日酔いがひどくなる気がしたからです。
正確に言うと次の日気持ち悪くなることが増えてきたからです。
先日も呑んだ帰りにラーメンを食べてしまい翌日とても後悔したところです。
同じラーメンを食べるにしてもあっさりすっきりしたラーメンにすればまだましなのかもしれませんね。
でも今、ラーメン屋で昔ながらの醤油ラーメンみたいなラーメン屋ってほとんど見かけないことないですか?
昔はしょうゆ、味噌、とんこつ、塩みたいな味でジャンル分けされていましたが、今は違います。
◯◯系と呼ばれてジャンル分けされています。
どんなものがあるかいくつかあげてみると、、、
家系、次郎系、大勝軒系、麺屋武蔵系などがあります。
どれも有名なのでググってもらえば解説やお店が出てきます。
ここでお伝えしたいのは、もともとは支那そばとか中華そばと呼ばれていたラーメンが市場が大きくなり、競争が激しくなるのに従ってラーメンではなくなっていったということ。
つまり差別化が進むにつれ、もともとのラーメン屋というのは淘汰されなくなっていったということです。
普通のラーメン屋ではありませんし、しょうゆや味噌なんて分け方もされていません。
それに家系が好きな人は次郎系は食べませんし、次郎系が好きな人は大勝軒系は食べません。
大きくみれば同じラーメンというカテゴリーなものの、お客さんはそれぞれ別のものと認識している、それが差別化です。
普通のラーメンが食べたかったら、インスタントラーメンや袋麺を家で作って食べればよくなり、わざわざお店で食べなくなったのかもしれません。
それにラーメン屋の千円の壁問題もあるのかもしれません。
ここでお伝えしたいこと、それは競争がある業界では遅かれ早かれ差別化がはじまります。
そして差別化が始まったら今までの王道のような普通のものは売れなくなったり、どんどん商売できなくなったりしていくということです。
税理士業界も今はせいぜいしょうゆや味噌なんて分かれ方しかしていないかもしれません。
しかし今後はDX化などもあり、より強烈なカテゴリー分けが進むことでしょう。
◯◯系ラーメンじゃないですが、あるお客さんには強烈にささり、あるお客さんには見向きもされない、そんなタイプの税理士事務所が増えていくのかもしれません。
これからどんどん普通の税理士事務所はなくなっていくでしょう。
先生はどんな社長にささるどんな事務所にしていきたいですか?
ぜひ時間をとって考えてみてください。