From:福元友則
昨日、とある事務所で商売繁盛の会の講師をしてきました。
今回は「優良客の作り方」というテーマだったのですが、僕は毎回この「優良客の作り方」の話をするのを楽しみにしています。
それはなぜかというと、ビジネスの成否は、規模ではなく、価格で決まるからです。
安売りをすることで、ビジネスの規模は拡大できるかもしれません。
けれども、安く売るということは自社の利益をそのまま削ることです。
反対に、価格を高くして売るとビジネスの規模はそんなに大きくならないかもしれません。しかし、会社にはより多くの利益が生まれます。
(今まで見て来て、価格をあげたことで生まれる利益が、価格をあげたことで失ったお客さんから得られるはずだった利益より少なかったケースを見たためしがありません。)
しかもここにプラスして、安売りをすることで顧客になる人とは全く違う、価格より価値で物事を判断できるお客さんとお付き合いすることができるようになります。
さらに、もし価格が高くなることでお客さんの数が以前より減ったとしたら、それはその分時間を手にいれたということになります。
何か新しいことに取り組む時間を作り出せることになります。
僕が今まで見て来た中で、一番優雅にビジネスをしている人は「高額な商品を、高確率で売ることのできる人や会社」です。
こういう人たちに共通するのが、優良客を自分たちで作り出すのが上手ということです。
ですが、普通のお店や普通の会社には、本来なくてはならない優良客づくりの仕掛けがありません。
ですので、いくら売っても売っても儲からないのです。
どんなに売上を増やしても利益がなかなか増えていかないのです。
こういった理由があるので、お店の店長さんやオーナーさんに優良客の作り方を話すのはとても楽しみなんですね。
お店が暇な時に電話一本でかけつけてくれて、お店のおまかせで注文してくれて忙しくなってきたら帰ってくれる。
こんな自分たちを応援してくれる優良客に囲まれて商売できたらどうですか?
と質問すると、みんなにやりとします。
お客さんでいっぱいにするだけではダメなんだ、と気づいてもらえるとお店がガラリと変わります。
参加者の感想でも、自分は貧乏繁盛店だということに気付きましたというような感想を何人かの方からいただきました。
まだまだやれることがたくさんあるんだとわかると非常に喜ばれます。
早ければ次回ぐらいにもう成果を出す人が出てくるんじゃないかと楽しみにしています。
ぜひ顧問先の方にも優良客の重要性を伝えてください。
その後の経営ががらりと変わりっていきますよ!
ー福元友則